ポルトガルの田舎は面白い、そして美味しい——。北海道ほどの大きさにもかかわらず、ポルトガルの地方には実に個性豊かな「味」があります。もちろんスローな暮らしは全国共通ですが、土地が育んだ郷土料理や大切に保存してきた歴史的遺産など、ひとつとして同じ場所がないのがポルトガルのスゴイところ! 今回は中部地方にスポットをあてて、見どころ&食べどころをご紹介。なかでも名物の仔豚の丸焼きは必食です。

欲張りな人にオススメ! 見どころいっぱいの中部地方

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アルコバッサ
リスボンから120kmのアルコバッサ。修道院横ではのみの市が開かれることも

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ポルトガル中部地方
リスボンとはまた違った表情に出会える中部地方の旅
ポルトガルの本土は大きく5つの地方にわかれ、さらにマデイラ諸島とアソーレス諸島があります。首都リスボンを含むリスボン周辺地方は、ちょうどポルトガルのまんなかあたり。中部地方はその北側に位置しています(それぞれの地方の場所はTurismo de Portugal参照)。

ポルトガルの地方を周るなら、移動は列車やバスが一般的。マイペースで巡りたい人にはレンタカーも便利です。車窓から見える緑豊かな景色は日本の田舎の風景とはひと味ちがい、異国情緒をたっぷり感じられるはず。爽快なドライブが楽しめますよ。

バターリャにある勝利のサンタ・マリア修道院
バターリャの修道院にある未完の礼拝堂
中部地方は海も山も森もあるバラエティに富んだ地形を持ち、グルメも文化も多彩です。中心となる町はポルトガル最初の首都でもあり、名門コインブラ大学を有するコインブラ。最後の王のお気に入りだった場所としても知られる神秘的な森、ブサコはポルトガルを代表する国立公園です。

また中部地方への通り道にも魅力的なスポットが多く、見逃せません。バターリャにある勝利のサンタ・マリア修道院やアルコバッサの修道院は、いずれもユネスコ世界遺産に登録されています。ほかにもフランス映画『過去を持つ愛情』の舞台になった漁村ナザレや「谷間の真珠」とも謳われる愛らしい町オビドスなど、フラリと立ち寄りたい町がいっぱいです。

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