ノルウェー第2の都市、港町ベルゲン
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標高320mのフロイエン山にはケーブルカーで。レストランやカフェも備えているので、街を見下ろしながらしばらくゆっくり休みたい |
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ブルッゲン地区。1979年にユネスコ世界遺産にも登録された |
フィヨルド観光の起点の町にもなっているのがノルウェー第2の都市、ベルゲンです。第2の都市といっても人口は24万人と少なく、日本の地方都市のような趣。実にのどかな雰囲気が漂っています。16世紀半ばまでは干しダラの貿易で栄えた港町で、12~13世紀にはノルウェーの首都でもありました。貿易の担い手の中心となっていたのはベルゲンに住んでいたドイツのハンザ商人です。当時使われていた建物は1702年の火災で焼失しましたが、その後元通りに復元されました。三角屋根の可愛らしい建物が並ぶこのエリアはブルッゲン地区と呼ばれ、当時の面影を今に伝えています。
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シナモンやシュガーが効いたシリングパンもベルゲン名物。パン屋さんで買える |
木造家屋や石畳の道など、情緒あふれるベルゲンの街は歩いているだけでもワクワクします。美術館や新進気鋭のアーティストが集う工房、さらに足を延ばせば有名な音楽家グリーグの生家など、小さいながら見どころが多い街。ふと家々の窓辺を見れば可愛らしいレースがあしらわれていたり、グランドピアノや船の形を模した建物があったりと、センスのよい街並みに心をくすぐられます。
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