グルメ・各国料理(海外)/ヨーロッパ・アフリカ美食旅プラン

豊かな暮らしと美食が宿るオスロ&ベルゲン(2ページ目)

ノルウェーの2大都市オスロ&ベルゲン。美しい街並みと豊かな暮らしに出会える北欧の街です。今回は美味しいグルメや人々を通して、ノルウェーの魅力をお伝えしましょう。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

物価高に負けない! ノルウェー流お酒の楽しみ方

オスロのカフェ
カール・ヨハン通り沿いにあるカフェは天気が良ければ満員御礼! もちろんパラソルは閉じて太陽の光りをたっぷり浴びるのがノルウェースタイル

ベルゲンのカフェ
後半で紹介するベルゲンの街にもカフェはいっぱい!
ノルウェーの人々もお酒は大好きです。春になって暖かくなると、街のカフェは一斉に多くの人で埋め尽くされ、みんな楽しそうにグラスを傾けています。

ところでノルウェーの物価、気になりませんか? 一般的に「北欧の物価は高い」というイメージがありますよね。イギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が調査した世界の生活費ランキングでもオスロは堂々1位(2007年)でした。物にもよりますが、確かに全般的に安いとはいえません。具体的にはペットボトル(500ml)の水が約350円、タバコ1箱が約1,800円です。

ノルウェービール
ビールの種類もいろいろ。写真はハンザ。世界最北端のビール工場マック・ウルのビールも見つけたらぜひ!
そしてバーで飲むビールは1杯1,200~1,500円前後。量はかなり多めですが、日本感覚でグビグビ飲んでしまうとお会計のときに泣く羽目になりそうです。国民の平均所得が日本より高いとはいえ、ノルウェーの人にとっても辛いはず……と思ったら、外ではあまり量は飲まないそう。
「一杯を時間をかけてゆっくり飲むんです。人によっては家を出る前に何か食べて、お腹を膨らませてから行く人もいます」
お酒そのもよりもむしろ、太陽の下で他愛もないおしゃべりに興じる時間を味わっているんですね。日本にいるとつい飲むことに集中しがちですが、こんな贅沢な楽しみ方もノルウェーならでは。それでも最近の若者は少し飲みすぎる傾向にあるらしいですが。

アクアビット
シュナプスとも呼ばれるじゃがいもの蒸留酒「アクアビット」も名物。アルコールは約40度!
そういえば街のカフェは平日のだいぶ早い時間から賑わっています。みなさんお仕事は? 現地在住の日本人の方に聞いてみると、
「ノルウェー人はきっちり仕事を終えますよ(笑)。基本的に勤務時間は9~17時が多いですが、8~16時など1時間早めて働く人もいます」
夏は夜遅くまで明るいノルウェーは、仕事を早めに切り上げればまだまだ遊べます。オンオフの切り替えをきっちりやる人が多いのも納得ですね。ちなみに地方ではレストランの数が少ないこともあり、休日は友人とホームパーティやバーベキューを楽しむ人が多いそうです。

次のページでは、オスロでお薦めのレストランをご紹介します。
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