中華料理に欠かせない回転テーブルは目黒発祥!
現在の正面玄関(C)目黒雅叙園 |
発祥は東京にある目黒雅叙園。昭和3年に北京料理・日本料理の料理店として開業し、現在は結婚式や宴会も行える総合施設になっています。 映画『千と千尋の神隠し』のモデルにもなったともいわれています。
美しい回廊(C)目黒雅叙園 |
現在も使われている第一号の回転テーブル
玉城の間で現在も使われている第一号の回転テーブル(C)目黒雅叙園 |
実際に回転テーブルの製作にあたったのは、目黒雅叙園全体の建築も手がけた大工棟梁の酒井久五郎氏。回転する軸の部分は、金物商の原安太郎氏が担当しました。いずれも考案者、細川氏に依頼されてのことです。中国への伝来はそれからしばらく経ってから。戦後の混乱のなかで、華僑の人たちが、中国やそのほかの国に伝えたのだろうといわれています。
当時を偲ばせる旧目黒雅叙園宴会場(C)目黒雅叙園 |
何千年もの歴史を誇る中華料理。そんな中華料理の定番である回転テーブルが日本発祥というのはなんとなく誇らしい気がしますね。
【DATA】
- 所在地:東京都目黒区下目黒1-8-1
- 交通・アクセス:JR山手線、東京目黒線、地下鉄南北線・三田線「目黒駅」から徒歩3分
- 地図:目黒雅叙園
- TEL:03-3491-4111
- 時間:「東京チャイニーズ 旬遊紀」の営業は、平日11:30~16:00、17:30~21:30(L.O.)、土日祝11:30~21:30(L.O.)
- ウェブサイト:目黒雅叙園
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