黄さんが始めた本家本元の南翔小籠包
まずは看板がお出迎え。町のあちこちに立っていて期待も高まる! |
その南翔小籠が発祥の地が、南翔にある古猗園(コキエン)。南翔は上海の中心地から車で30分ほどにあるのどかな町。古猗園とは16世紀半ばにつくられた、明の時代を代表する庭園です。
戸宣公路に立つ大きな門が目印 |
そうなると今度は黄氏の売り上げが落ちてきます。そこで今度は皮を薄くしたり、中身を重くしたりと独自の改良を加え、新たに「古猗園小籠包」として売り出しました。これが現在の南翔小籠包のはじまりです。
20個180円! 毎日でも通いたくなる本家本元の味
アツアツの南翔小籠包はいくつでも食べられそう。酢醤油とショウガでいただく |
黄さんが考案した南翔小籠包を現在食べられるのが、古猗園の入口にある上海古猗園餐庁(シャンハイコキエンバンチョウ)。南翔小籠包は皮がムッチリとしていて厚めで、なかには溢れんばかりの肉汁入り。肉はモチモチしていて、一口噛むとジュワッと口のなかに旨みが広がります。20個入りで12元(約180円)と値段も格安。またカニみその入った蟹粉小籠包(10個入り/12元)もオススメです。
まずは入り口付近にあるカウンターで食券を購入。それを奥のおばちゃんに渡すと席まで運んでくれる |
古猗園路には、ほかにも小籠包のお店がたくさんあります。店先にはセイロが高く積まれ、立ち上る湯気につられてついお店に吸い込まれそう。いろいろなお店を食べ歩くのも楽しいですね。どのお店も店内で食べることもできるし、テイクアウトも可能。食べきれなければパックにつめて持ち帰りもできます。
【DATA】
- 所在地:上海市嘉定区南翔鎮戸宣公路218号
- 交通・アクセス:上海市街からタクシーで30分ほど(約1,000円)。戸宣公路と古猗園の交わる角からすぐ。または上海旅游集散中心のバス旅遊6号A線「南翔古猗園」下車。
- TEL:021-5912-1335
- 時間:05:30~18:00、6:00~17:30
- 予算:200円程度
- ウェブサイト:上海古猗園小籠食品有限公司(中国語)