美食の天国、台湾。中華料理、シーフード、新鮮フルーツ……、胃がいくつあってもたりない!と思えるほど、おいしいものにあふれています。今回は、そんな台湾でおそらく一番有名なレストランである点心の老舗、
鼎泰豊(ディンタイフォン)をご紹介します。
(※値段など最新情報を加筆・修正しました。2008/1) 世界10大レストランの味
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鼎泰豊の本店は駅から遠いのでタクシーがオススメ |
鼎泰豊はニューヨークタイムズ紙で「世界の10大レストラン」に選ばれたこともある、世界中にファンを持つ人気の点心レストラン。一番人気のメニューはもちろん小籠包です。アジア各地やアメリカにも店舗を展開しており、日本にも12店あります(2008年1月現在)。いまや日本でも食べられる鼎泰豊の小籠包ですが、やはり一度は本場で楽しんでみたい味のひとつ。台北市内には信義にある本店のほかに、忠孝支店・復興支店(太平洋SOGO百貨復興館B2F)もあります。いずれも小奇麗な感じですが、今回は台湾のローカルな雰囲気が楽しめる本店をご紹介します。
朝ごはんにピッタリな小籠包
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街中では太極拳をする人の姿も。ちゃっかり(?!)参加してから朝ごはんなんてのもよいかも |
台北の本店は日本のお店よりずっとカジュアル。お店の外からはガラス張りの厨房の様子をのぞくことができ、立ち昇る湯気に食欲も刺激されます。ヒダの数まで決まっているというこだわりの小籠包を作っているスタッフの表情は真剣そのもの。超有名店だけに、世界各国から鼎泰豊の小籠包を味わいに来た人や地元の人が毎日行列をつくっています。ここでは、ホテルの朝食はパスして、朝ごはんとして食べに行くことをオススメ。というのも、実は週末の朝しか食べられない幻の特別メニューがあるのです。
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「小籠湯包」は週末の朝(9:00~10:00/本店、10:00~11:30/忠孝支店)しか食べられない限定メニュー |
それが「小籠湯包(ショウロンタンポウ)」、310元(約1,000円)です。小さめの小籠包をスープにつけて食べるもので、口のなかで混ざる2つのスープで美味しさも2倍! 限定という言葉についつい惹かれてしまう方も多いのではないでしょうか? 開店直後は比較的空いていて並ばずに入れることが多いのも嬉しいですね。地元の人も休日の朝には、太極拳や散歩の後にフラリと立ち寄ったり、家族で朝ごはんを食べにきたりと、日本の朝マックのような感じで気軽に利用しています。地元の人と観光客は半々くらい。ランチタイムに近づくにつれて続々とお客さんがやってきて、店の外にも人だかりができるほど。それでもやっぱりお昼ごはんに食べたい!という方は比較的空いている忠孝店を利用するのも手です。次のページでは、
絶対はずせない看板メニュー「小籠包」の登場です!