サンクスギビング(感謝祭)って何?
ハロウィンが終わり11月に入ると、日本ではあちらこちらでサンタやツリーが飾られ、クリスマス商戦が始まります。しかしアメリカではまだクリスマスの飾りつけは始まりません。その理由はクリスマスの前にとっても大きな祝日が待っているから!その重要なお祭りこそ「サンクスギビング(感謝祭)」なのです。サンクスギビング(感謝祭)はイギリスからアメリカに渡ったピルグリム達の初めての収穫を記念する祝日。他国の歴史なので私なんぞは正直ピンと来ませんが、英語を学びなおすのならアメリカの大切な日について知っておいても損はありませんね。サンクスギビング(感謝祭)ならではの英語表現もリストアップしましたので、英語雑学としてどうぞ!
<目次>
サンクスギビング(感謝祭)はいつするの?
サンクスギビング(感謝祭)は毎年11月の第4木曜日に行われます。2022年は11月24日です。感謝祭がアメリカの祝日に決められたのは1863年、リンカーンの時代にさかのぼります。「サンクスギビング(感謝祭)は11月の最後の木曜日に行う」と、リンカーンはそう宣言したそうです。その後フランクリンルーズベルトが11月の第4木曜日に変更。その理由はホリデーショッピングの時期を早めるためだったそうです。サンクスギビング(感謝祭)の起源は?
サンクスギビング(感謝祭)のそもそもの起源は1621年、イギリスからアメリカに移住したピルグリムたちがアメリカでの初めての収穫を神に感謝し、冬を越す知恵を授けてくれたネイティブアメリカンを招待して祝宴を催したことに由来しています。この最初のサンクスギビング(感謝祭)のちょうど一年前の1620年9月、ピルグリムを乗せたメイフラワー号はイギリスを出発し、2ヵ月間の苦しい航海の末にアメリカに到着します。しかし新天地で彼らを待っていたのは厳しい冬。満足に食べ物もなく、最初の冬を越す間に多くの仲間を失います。そんな彼らを救ってくれたのが先住民のネイティブアメリカン。彼らの知恵のお陰でピルグリムたちは次の冬を充分越せるだけの収穫を得ることができたのです。
ネイティブアメリカンに感謝を捧げるため、ピルグリムたちは彼らを招待し、丸3日間の祝宴を行いました。長いテーブルに七面鳥や野菜が並べられ、感謝の祈りが捧げられます。そしてピルグリムとネイティブアメリカンたちが手を取り合って歌ったり踊ったり。これがアメリカのサンクスギビング(感謝祭)のお決まりイメージです。
サンクスギビング(感謝祭)には何するの?
現在のサンクスギビング(感謝祭)は、家族や友人が寄り集まっておなかいっぱいごちそうを食べたり、テレビでアメリカンフットボールを観戦したり、ショッピングを楽しんだりします。サンクスギビング(感謝祭)の食べ物と言えばロースト・ターキーです。映画やドラマでも家族がロースト・ターキーを囲み、祈りを捧げるシーンがよく描かれます。『スパイダーマン』に伝統的なサンクスビギング(感謝祭)のシーンがあるのでチェックしてみて下さいね。サンクスギビング(感謝祭)の伝統料理
- roast turkey:ロースト・ターキー
- stuffing:(ロースト・ターキーなどの)つめもの
- mashed potatoes:マッシュポテト
- cranberry sauce:クランベリーソース(ターキーにかけて食べるジャム状のソース)
- gravy sauce:グレービーソース(肉汁ソース)
- pumpkin pie:パンプキンパイ
- squash:カボチャ
- corn bread:コーンブレッド
- lobster:ロブスター
- eel:ウナギ
サンクスギビング(感謝祭)に関連のある英語ワード
- Pilgrim:ピルグリム
- harvest:収穫
- feast:祝宴
- say grace:祈りを捧げる
- give thanks:感謝する
- native American:ネイティブアメリカン
- pardon:恩赦