海外はホームパーティーが頻繁にあります
海外ではホームパーティーが頻繁にあります。守るべきマナーは、日本のホームパーティーと同じなのでしょうか。それともまったく違うのでしょうか?いくつかのポイントさえおさえれば、いつどこに呼ばれても安心して参加出来るようになります!ホームパーティーのマナー(1)
1. 出欠の返事は出来る限り早く出す招待状が文書であってもメールであっても、出来うる限り早く返事をするのがマナーです。この点は、フォーマル・インフォーマルの区別なく大切です。早めにお返事を出すことで、用意する料理の量や食器の数も変わります。また、単に出欠席を伝えるだけでなく、なにか一言つけ加えましょう。この辺りは、日本のいわゆるお呼ばれのマナーと変わりありません。
なお、英語の招待状にはしばしばR.S.V.P.と書かれています。これは、フランス語のRépondez s'il vous plaît(お返事願います)の略です。
2. パーティー開始時刻より早く到着しない

出欠は早めにお返事を
玄関に着いて出迎えられたら、招待して下さった御礼を伝えましょう。"Thank you for the invitation today.”(きょうはお招きありがとうございます)、"Thank you for inviting us.”(わたしたちを招待下さりありがとうございます)などが決まり文句です。
3. 差し入れ品は、主催者に負担の無いものを持参する
ちょっとした差し入れがとてもよろこばれるのは万国共通です。特にお花は、大変受けがよいもののひとつです。でも、花瓶を用意しなければならないとなると、主催者に余計な負担を掛けることになります。持参するならアレンジメントのものを選びましょう。

花瓶のいらないお花を
おつまみも大歓迎されますが、手が汚れやすいものや、余計なゴミが出やすいもの(エビのしっぽや飾りピックなど)は避けた方が無難です。
アルコールを飲む方は持参するとよいでしょう。飲み物の種類を複数用意するのは、買い物で運ぶのも重たいものです。パーティーの飲み物メニューが増えるのもよろこばれます。
家の中に招かれたら、すぐに主催者に手渡しましょう。“Here's something I thought you might like.”(お好きかなと思って)は、日本語の「つまらないものですが」という謙虚な気持ちにあった英語表現です。文字通りの意味は、「これは、あなたが好きかもしれないと思ったものです」というもの。奥ゆかしい感じがいいですよね。
次のページでは、家に入ってからのマナーを見て行きましょう。