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伊豆大島の温泉三昧!椿と三原山を眺める旅(5ページ目)

伊豆大島の温泉三昧!大島といえば、三原山と椿。近年、最高級シャンプーの原料として注目の椿も、昔から多彩に利用されて来ました。独自の自然と文化に触れる旅の醍醐味が凝縮された、伊豆大島の島旅を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド


伊豆諸島へは超高速船「セブンアイランド」がお勧め。安全快適で、わずか1時間45分!

セブンアイランド夢
東京都心の竹芝桟橋から出発する「セブンアイランド夢」号。桟橋の待合室には、伊豆大島の地図や観光名所が掲載されたパンフレットが常備されているので、必ず入手してから乗船したい。※写真はクリックで拡大。
伊豆諸島へ行くには、東海汽船の超高速船「セブンアイランド」がお勧めです。その理由は、船とは思えない素晴らしい快適性です。「セブンアイランド夢」号に乗り込むと、椅子の形状や前方モニター画面など、飛行機を意識した装備に気付き、期待が高まります。

実際の乗り心地も、エレベーターが海の上を横に滑って行くような、波のある海上の乗り物とは、到底信じられない乗り心地です。速度が増す程安定する仕組みのようで、減速時には多少揺れますし、港に入港し停泊すると、普通に揺れます。巡航時に、あまりにも揺れないので、一旦それに慣れてしまうと、港での乗降時に普通に揺れているのが、凄い揺れに感じられる程です。(笑) ともかく、この素晴らしい乗り心地を一度体験すると、二度と普通の船には乗れなくなってしまうに、違いありません。

セブンアイランド夢
東海汽船の超高速船「セブンアイランド」は、約80km/hで巡航する。船舶としては驚異的な速度だが、安全性も高い。
時速約80kmという、船舶としては驚異的な巡航速度を知ると、不安に思う方も居るかもしれません。しかし、今年の夏に、それが杞憂であると、思い知る出来事がありました。

式根島から新島まで「セブンアイランド夢」号で行った時、直前まで全速力で新島港に接近し、スピンターンを決めて入港しました。乗船していた私にも、外から見た時の雄姿が容易に想像出来て感激しました。そのスピンターンを写そうと、新島から東京に帰る時に、入港する超高速船を待ち構えました。夏の繁忙期で乗客の乗降に時間がかかったらしく、予定より遅れて到着する寸前でした。新島村営連絡船が、全速力で出港して行ったのです。

このままでは全速力同士の二隻が、正面衝突するのではないかと、本当に焦りました。特に、約80km/hで突っ込んで来る超高速船が、海の上で急に止まれるハズが無いと思いました。しかし、村営連絡船に気付いた超高速船は一瞬にして減速し、何事も無かったように到着したのです。

考えてみれば当たり前のことですが、瞬時に止まる能力があるからこそ、超高速で運行されているのでした。減速して入港したので、スピンターンを写せなかったのは残念でしたが、普段は見ることの出来ない安全性の高さを知り、私は超高速船「セブンアイランド」の、大ファンになりました。

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