温泉/東海の温泉

平湯館で雪見風呂!冬こそ奥飛騨温泉郷(2ページ目)

平湯館は平湯温泉を代表する老舗宿。岐阜県ですが、安房トンネルのおかげで気軽に行けます。冬の奥飛騨温泉郷の風情は、関東の人にとっては全てが未体験のもの。大人の冬旅に勧めの、平湯温泉平湯館を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド


大人の冬旅に相応しい、印象深い料理と快適な客室

平湯館夕食
格安料金でも手抜き無し!印象深かった平湯館の夕食。

平湯館本館和室
真冬でも快適な滞在が出来る客室。夏は敷居が高い本館和室にも、冬なら気軽に泊れる。
いつものように今回も、大手旅行代理店の格安プランで泊まりました。格安プランの場合、正直いって食事が歴然と悪くなってしまう場合もあります。しかし、平湯館の夕食はそうしたことも無く、満足出来るものでした。

特にどの料理がどうという訳ではないのですが、全体的なレベルが期待通りと感じたのです。そうした「そつのなさ」こそが、快適な滞在に必須のものと言えるでしょう。

実はグルメでは無い私は、宿の夕食の内容をすぐに忘れてしまうことが多いのです。後で写真を見て「こんな料理であったか」と驚きます。記憶のカケラも残っていないことに、自分自身驚いてしまうのです。しかし、平湯館の夕食は印象深く記憶に残りました。正直、その後に行ったある老舗宿の夕食を完全に忘れ、平湯館の夕食をついつい思い出してしまう程でした。

今回は新館に相当する本館和室に宿泊しました。夏の観光シーズンには、とても高額になるお部屋です。そうした敷居の高い部屋にも安く泊まれるのが、冬のオフシーズンのメリット。複雑な形状の和室は、快適性も抜群。冬の休日を気分良く過ごすことが出来ました。


これぞ老舗旅館の歴史と伝統!「いろり本館」

平湯館いろり本館
本物だけが持つ重厚感を、ひしひしと感じ取る「いろり本館」※写真はクリックで拡大。
出発前に「いろり本館」に行きました。今では客室としては利用されていませんが、大正時代に創業した、この宿の歴史と伝統を伝える施設として保存されています。

全般的に「黒」のイメージで、実に渋いモノトーンの室内ですが、本物だけが持つ重厚感を、ひしひしと感じ取ることが出来ます。試しに記念写真を撮ってみると、「これぞ日本の正月」という感じの写真が撮れて大感激。実際に、今年の年賀状の写真として使った程です。

温泉好きの私達は、今回も大半の時間を浴室で過ごしました。しかし、もう少し「いろり本館」で過ごす時間を長くすれば良かったと、後悔してしまう程気に入りました。

■交通アクセス情報
  • 平湯温泉 平湯館
  • 住所 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯726
  • 電話 0578-89-3111
  • 日帰り入浴 13:00~19:00 1000円
  • 中央道高井戸ICから車で約3時間30分
  • Yahoo!地図

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