世界遺産/インドの世界遺産

ブッダガヤ/インド(6ページ目)

『西遊記』の三蔵法師も目指した仏教四大聖地のひとつ、ブッダガヤ。紀元前6世紀前後、釈迦はこの地の菩提樹の下で、ついに悟りを開いてブッダとなる。今回はインドの世界遺産「ブッダガヤの大菩提寺」を紹介する。

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

ブッダガヤへの道

菩提樹と金剛座

菩提樹と、その下が金剛座を祀る壇。この壇の前で多くの僧が瞑想を行っている

■エアー&ツアー情報
ブッダガヤの玄関口は首都デリーが一般的。成田からデリーへの直行便はエア・インディアとJALが運航しており、格安航空券で8万円ほどから。ソウル、台北、香港、バンコクなどの経由便もある。コルカタ(カルカッタ)に入ってもよい。

ツアーは8日間20万円ほどから。ブッダガヤを訪ねるツアーは少ないが、探せばヒンドゥー教の聖地ベナレスや他の仏教四大聖地を同時にまわるものもある。特にベナレスは強くオススメする。

■インドの国内移動
ブッダガヤの最寄駅はガヤ。デリーから電車で10~12時間、カルカッタから8~10時間ほど。ローカル電車はえらく時間がかかるうえに、日本では考えられないほど大幅に遅れる可能性があるので、できるかぎり速い電車を使いたい。

ガヤからブッダガヤへはバスで30分ほど。ガヤ駅には馬車が待ち構えているので、馬車でナイランジャナー川を渡るのもロマンティック。

■周辺の世界遺産&ツアー情報
デリーには「フマユーン廟」「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」「デリーのレッド・フォートの建造物群」という世界遺産があり、アグラには「タージマハル」「アグラ城塞」、アグラから日帰り圏内に「ファテープル・シークリー」「ケオラデオ国立公園」という世界遺産がある。時間があれば訪ねておきたい。

ブッダガヤのベストシーズン

酷暑が4~6月で、雨季が6~9月。北インドはどこに行くにせよ、この時期を避ける旅行者が多い。

世界遺産基本データ&リンク

ナイランジャナー川(尼連禅河)とプラーグボディ山(前正覚山)

ナイランジャナー川(尼連禅河)にかかる橋と、はるか彼方に見えるふたつコブの山がプラーグボディ山(前正覚山)

【世界遺産基本データ】
登録名称:ブッダガヤの大菩提寺
Mahabodhi Temple Complex at Bodh Gaya
国名:インド
登録年と登録基準:2002年、文化遺産(i)(ii)(iii)(iv)(vi)

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