『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
19年の沈黙を破ってついに公開! 現在上映中!! TM & ©2008 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used Under Authorization. |
ポスター。パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給:TM & ©2008 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used under authorization. |
伝説では、1927年、ミッチェル・ヘッジスはメソ・アメリカにあるマヤ文明の遺跡で水晶ドクロを発見する。このドクロは「ヘッジス・スカル」と名付けられ、光を灯すと虹色に発光し、見る者の精神を揺さぶるなど不可思議な現象を引き起こしたという。光の屈折を考えて無傷で加工したその技術は現代のテクノロジーをも上回ると言われ、その時代にあるはずのない謎の出土品=オーパーツとして知られるようになる。
大英博物館に所蔵されているヘッジス・スカル以外に、フランス・パリ人類学博物館のパリス・スカル、スミソニアン博物館のカース・スカルなどが存在し、いくつかは科学鑑定で最近普通に作られたものであることがわかっているが、それでも太古の昔から伝わる本物のクリスタル・スカルが13個存在すると言われており、マヤ文明の2012年世界滅亡伝説(詳しくはリンクのティカルの記事を参照)と合わさって、「13の水晶ドクロが集まったとき、ドクロが共鳴して何かが起こり、世界の謎は解き明かされ、人類はその目的を知り、新しい歴史が切り拓かれる」という伝説が残されている。
ナスカの地上絵のひとつ、サル。©牧哲雄 |
以上のように、インディ・ジョーンズ・シリーズは実在する数々の伝説をうまく組み合わせて物語を構築している。世界遺産を知ってから映画を見れば、あるいは映画を見てから世界遺産を学べば、その味わいは何倍にも増すはずだ!
イグアスの滝の一部、悪魔の喉笛。©牧哲雄 |
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
製作:フランク・マーシャル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:デヴィッド・コープ
出演:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハート
日劇1ほか全国大ヒット上映中!
公式サイト(日本語)
パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給
TM & ©2008 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used under authorization.
【関係する世界遺産】
・古代都市テオティワカン(メキシコ)やティカル国立公園(グアテマラ)等のメソ・アメリカ遺跡群
・ナスカとフマナ平原の地上絵(ペルー)
・イグアス国立公園(アルゼンチン、ブラジル)