冬の十和田湖・奥入瀬渓流!雪と氷が創りだしたモノクロームの世界

冬の十和田湖・奥入瀬渓流はモノクロームの世界/青森観光情報

雪と氷が創りだしたモノクロームの世界が広がる冬の奥入瀬渓流(2005年3月撮影)

四季の違いがはっきりと現れる日本。冬は日本海側や山間部、東北より北では一面の雪景色になりますね。雪がたくさん積もる場所では、他の季節では見られない雪の白を基調とした風景が現れます。雪が彩るこの風景は、冬の間だけしか楽しむことができない特別なものです。

国内で見られる雪が彩る風景の中から、今回は青森の十和田湖と奥入瀬(おいらせ)渓流の冬景色をご紹介します。

春から夏にかけての緑、秋の紅葉・黄葉とはひと味違うモノクロームの世界、厳しい寒さを忘れさせるほどの感動が待っていますよ。

<目次>
  1. 冬の奥入瀬渓流は、雪と氷瀑によるモノクロームの世界
  2. 冬でも凍らない十和田湖
  3. 定期路線バスは限定運行!冬の十和田湖、奥入瀬渓流に行くには?
  4. 奥入瀬渓流、十和田湖へのアクセス
 

冬の奥入瀬渓流は、雪と氷瀑によるモノクロームの世界

冬の奥入瀬渓流(2)

雪に覆われた中を流れる奥入瀬渓流。
他の季節の喧噪からは想像できない静かな時間が流れています(2005年3月撮影)

奥入瀬渓流Googleマップ)は、青森県と秋田県にまたがる十和田湖から流れ出る唯一の川、奥入瀬川が作り出す渓流。

穏やかな川の流れに沿って、ハイキングを楽しめる遊歩道が整備されていて、春から夏の木々の緑、秋に色づく紅葉・黄葉を楽しみにたくさんの方が訪れる青森県内でも指折りの名所の一つです。

そんな奥入瀬渓流も冬は雪に覆われ、遊歩道は春までクローズしています。
冬の奥入瀬渓流(3)

国道沿いの車窓から眺めることができる冬の奥入瀬渓流(2005年3月)

青森というと映画にも取り上げられた八甲田の豪雪をイメージする方も多いでしょう。しかし奥入瀬渓流や十和田湖あたりでは、八甲田ほど多くの雪は降りません。

奥入瀬渓流に並行する国道102号線は、除雪により冬でも通行できるので、国道沿いから冬の奥入瀬渓流を眺めることが可能です。
冬の奥入瀬渓流(4)

奥入瀬渓流に流れ込む数々の滝もすべて凍りついています(2005年3月撮影)

渓流の流れは冬でも凍ることなく穏やかに流れていますが、渓流に流れ込む滝の数々は、その寒さに凍り付いて氷瀑となり、きらきらと光り輝いています。

川岸に積もる雪や氷瀑の白、そして黒く見える木々や岩が織りなす風景は、まるで水墨画を実際に見ているかのようです。
 

冬でも凍らない十和田湖

冬の十和田湖(1)

冬でも凍らない十和田湖。
白鳥などの鳥も湖面でくつろいでいます(2004年1月撮影)

奥入瀬渓流が流れ出る十和田湖Googleマップ)は、太古の昔に火山の爆発で出来たカルデラ湖。

面積では国内12番目(61平方キロメートル)の広さを持ち、田沢湖(秋田県)、支笏湖(しこつこ、北海道)に続いて、深さでは国内3番目(深さ327メートル)を誇る湖でもあります。

これだけの大きな湖なので、冬でも湖面全面が凍ることはありません。
 
冬の十和田湖(2)

高村光太郎作「乙女の像」がたたずむ十和田湖畔。
人の少ない静かな湖畔を楽しめるのも冬ならでは(2004年1月撮影)

湖を周遊する遊覧船は冬季運休となるため、冬の十和田湖はバスターミナルがある休屋(やすみや)付近で湖畔の散策を楽しむ形となります。

見どころは、他の季節と同様に十和田神社や高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」など。雪で滑りやすいのでスノトレなどの靴は必須ですね。

また、冬ならではの楽しみとして、毎年2月に「十和田湖冬物語」というイベントが行われます。休屋付近が会場となり、ライトアップなど様々なイベントが楽しめますが、圧巻は毎日夜8時から行われる冬花火。10分間にわたって冬空に花火が打ちあがります。

十和田湖周辺や奥入瀬渓流の入口にある十和田湖温泉郷では冬季も開館している宿泊施設がありますし、良質の温泉が楽しめたりしますので、のんびり泊まって十和田湖の冬を楽しむのが良さそうです。
 

定期路線バスは限定運行!冬の十和田湖、奥入瀬渓流に行くには?

冬季運休となった奥入瀬渓流、十和田湖へ向かうJRバス

1年を通じて運行していた奥入瀬渓流沿いを走るJRバスは、2014年以降冬季運休に。定期路線バスでは冬の奥入瀬渓流に行けなくなってしまいました……(2004年1月撮影)

素晴らしい風景が楽しめる冬の奥入瀬渓流と十和田湖ですが、普段渓流沿いを走る路線バス(JRバス東北「みずうみ号」「おいらせ号」)は冬季運休。1月中旬~2月下旬までの期間限定で八戸駅から「冬のおいらせ号」(事前予約要)が運行されるのみとなります。

また冬の奥入瀬渓流をバスの車窓から見たい場合は、他に下記の方法があります。
  • 冬の奥入瀬渓流の観光が組み込まれたパッケージツアー(航空会社、鉄道会社、旅行代理店など提供)に参加する
  • 宿泊客向けの送迎サービスがある十和田湖周辺の宿泊施設に宿泊する
  • 宿泊客向けに奥入瀬渓流観光のアクティビティを提供している十和田湖温泉郷の宿泊施設に宿泊して、アクティビティに参加する
またアクセス方法でも後述しますが、冬は奥入瀬渓流周辺まで向かう定期路線バスの本数も少なく、面倒な乗り継ぎも必要です。

一部施設に限られ、かつ事前予約も必要ですが、十和田湖周辺や十和田湖温泉郷に宿泊して鉄道駅・空港からの宿泊客向け送迎サービスの活用をお薦めします。宿泊施設の玄関前まで1時間~2時間ほどの距離を送迎してくれますので楽に移動できますよ。
 

 
冬ならではの風景が楽しめる奥入瀬渓流と十和田湖のご紹介、いかがでしたか?静寂の時間を贅沢に楽しむことができる北東北の冬をぜひ堪能してみて下さい。
 

奥入瀬渓流、十和田湖へのアクセス

東北新幹線「はやぶさ」

奥入瀬渓流、十和田湖への東北新幹線でのアプローチは、八戸・七戸十和田・新青森の各駅から。冬は宿泊施設の送迎バスを組み合わせると楽で便利!

地図:Googleマップ
アクセス:
冬の間(例年11月中旬~4月中旬)公共交通機関で行けるのは十和田湖温泉郷がある焼山まで。その先、十和田湖へ行くにはタクシーやレンタカーのみとなります。
なお1月中旬~2月下旬までの期間限定で、八戸駅からJRバス東北「冬のおいらせ号」(事前予約要)が臨時運行されます。

■飛行機
・青森空港より、JRバス東北の空港連絡バスで青森駅へ。十和田観光電鉄バス 十和田市方面行きに乗車し、十和田市中央バス停で焼山行きのバスに乗り換えて終点下車。
・三沢空港より、十和田観光電鉄バスの空港連絡バスで三沢駅へ。十和田市行きのバスに乗り換え、十和田市中央バス停で焼山行きに乗り換え、
※バスの運行本数が少ないので、必ず時刻表を確認して下さい。
・十和田湖周辺や十和田湖温泉郷の一部宿泊施設では、事前予約により青森空港からの送迎サービスが受けられます。

■鉄道
東北新幹線「はやぶさ」に乗車し、七戸十和田駅へ。十和田観光電鉄バス まかど温泉または新青森駅行きに乗車し、十和田市中央バス停で焼山行きに乗り換えて終点下車。
※バスの運行本数が少ないので、時刻表を確認して下さい。
・十和田湖周辺や十和田湖温泉郷の一部宿泊施設では、事前予約により八戸駅、七戸十和田駅、青森駅、新青森駅からの送迎サービスが受けられます。

■車
青森空港から国道103号線で焼山まで行けますが、冬季は一部通行止めのため、県道40号線、国道394号線を迂回する必要があります。焼山からは国道102号線で十和田湖(休屋)へ。
また東北自動車道 十和田インターチェンジから国道103号線で発荷峠を越えて十和田湖へ入る方法もあります。
※冬季は雪道の運転になりますので、十分注意が必要です。また気象状況により通行止めになることもあるので注意して下さい。
  「冬の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで冬に行きたい名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「東北の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで東北地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。

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