利尻・礼文の地図
今回の行き先は【北海道】
さいはての花の島、利尻・礼文へ
北海道の稚内(わっかない)といえば、日本最北の街として知られています。北海道の地図を広げて見た時、その稚内の左側に2つの島があるのがわかるでしょうか?

最北の街、稚内からさらにフェリーで2時間弱揺られた先にあるこの2つの島の名前は利尻(りしり)島と礼文(れぶん)島。

まさに「さいはて」という言葉がふさわしい利尻島と礼文島ですが、緯度の関係で短い夏のシーズン中、ここにしかない美しい自然やおいしいものを求めて、たくさんの観光客やハイカーが訪れます。

旅を楽しむ人ならぜひ一度は行ってみたい「さいはて」の花の島、利尻と礼文をご紹介しましょう。

利尻富士がそびえる利尻島

利尻富士がそびえる利尻島
礼文島・桃岩展望台から利尻島を望む。利尻岳(利尻富士)は日本百名山の一つに選ばれています(1985年8月撮影)
まずは利尻島Yahoo! 地図情報)からご紹介します。地名の由来はアイヌの言葉で「高い山のある島」を意味する「リイシリ」から。北海道・サロベツ原野の約20km西に位置する周囲63kmの丸い形をした島です。特産品でもある「利尻昆布」という名前を知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

利尻島の中心には、海の名峰と呼ばれ、日本百名山にも選ばれている標高1,721mの利尻岳がそびえます。利尻富士とも称される美しい山容は、見通しの良い日であれば、礼文島や稚内、サロベツ原野からも見ることが可能。まさに浮島という表現がぴったりです。

高山植物が間近で見られる花の浮島

利尻島で見られる高山植物
利尻島内では、ごく身近に高山植物をみることができます(2003年6月撮影)
北緯45度を越えるという高緯度に位置することから、本州などでは標高2,000mを越える所にしか咲かない高山植物が平地で見られるのが利尻島と礼文島の特徴。島独特の固有種も存在します。

短い夏の間に島のあちこちで高山植物が花開くことから「花の浮島」というキャッチフレーズで語られることも多いです。

利尻島では、鬼脇地区のオタトマリ沼や仙法志御崎公園などでヒオウギアヤメやエゾキスゲなどの高山植物を身近に見ることができるので、可能ならばゆっくりと時間を取るのがよいでしょう。

利尻富士を湖面に映す沼

オタトマリ沼
鬼脇地区のオタトマリ沼。天気が良ければ利尻富士が沼の向こうに見えます(2003年6月撮影)
利尻島は島の中心に利尻富士が構えていることから、観光スポットは島の周囲に点在する形。道路も島を周回するものがメインですし、路線バスや観光バスも島をぐるっとまわる形になります。

利尻島は丸い形の島なので、アナログの時計に見立てて観光スポットの位置を説明していきましょう。ちなみにフェリーが発着する鴛泊(おしどまり、Yahoo! 地図情報)は1時の位置です。

利尻富士を島内から見るスポットとして取り上げられるのは、鴛泊からほど近い姫沼と鬼脇地区のオタトマリ沼(5時の位置、Yahoo! 地図情報)。

どちらも沼の周囲に散策路があり、姫沼の場合は森林浴が、オタトマリ沼は花を見ながら散策を楽しむことができます。天気に恵まれれば湖面に映る利尻富士の姿も見られます。

海を眺めるスポットも充実

姫沼展望台から鴛泊港を望む
姫沼展望台から鴛泊港を望む。小高い山はペシ岬(1985年8月撮影)
もちろん島ですから、海を眺めるスポットも充実しています。

鴛泊からほど近い姫沼展望台(Yahoo! 地図情報)からは鴛泊港を見下ろすことができますし、仙法志御崎公園(6時の位置、Yahoo! 地図情報)では、太古の昔に噴火した利尻富士の溶岩が流れてできた奇岩を見ることが出来ます。

また仙法志と沓形の中間、8時の位置(Yahoo! 地図情報)にはやはり溶岩が作り出した奇岩、人面岩と寝熊の岩が海べりに見られます。改めて言われると「なるほど……」と思うような形をしていますので、立ち寄って見てみることをお薦めします。


続いては、もう一つの花の浮島、礼文島に向かいましょう。こちらも印象に残る場所がたくさん揃っています。次ページに続きます。