名所・旧跡/北海道の名所・旧跡

個性あふれる道東の湖めぐり【北海道】(2ページ目)

海の日連休やお盆休みなどまとまったお休みが確保しやすい夏のシーズン。長めのお休みを使って、広大な大地が広がる北海道の道東エリアで、個性豊かで美しい風景を持つ湖めぐりを楽しんでみませんか?

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

「霧の摩周湖」、意外と晴れていることが多い

摩周湖
摩周第三展望台から眺めた摩周湖。正面に見える山が摩周岳です。
続いては摩周湖(ましゅうこ、Yahoo! 地図情報)。湖の周囲は約20km、摩周火山が陥没してできたカルデラ湖で、湖の透明度は世界でもトップレベルです。

湖の南東にある摩周岳(標高858m)があり、湖のまわりはカルデラ湖特有の壁となっているので、一般の観光客は湖面に降りることはできません。

湖を眺める展望台は3つあります。観光する皆さんが良く立ち寄るのは、湖の西側にある第一展望台(Yahoo! 地図情報)と第三展望台(Yahoo! 地図情報)で、第一展望台はレストハウスを併設した大きな展望台、第三展望台は小さめの展望台です。摩周岳と真ん中にある小さな中島の見え方が違うので、両方の展望台に行くことをお薦めします。

さて、摩周湖と言うとすぐに連想されるのが「霧の摩周湖」。1966年(昭和41年)に発売され大ヒットした布施 明さんの曲ですが、この歌のインパクトは強烈だったようで、摩周湖はいつも霧に包まれているというイメージを持っている方も多いと思います。でも実際は常に霧がかかっている訳ではなく、意外と晴れていることが多いようですよ。(ガイドは7割以上の確率で晴れました)

ちなみに北海道を旅していると「独身の女性が、晴れた摩周湖を見てしまうと婚期が遅れる」なんてウワサ話を良く耳にしましたが、あくまでも旅人たちのウワサですので安心してお出かけ下さい。

時間のある方は裏摩周展望台へも行ってみましょう

裏摩周展望台から眺める摩周湖
裏摩周展望台から眺める摩周湖。第一展望台、第三展望台とは全く違うアングルから摩周湖を眺められます。
摩周湖には3つの展望台がある……と書きましたが、残りの1つはどこでしょう。それは裏摩周展望台(Yahoo! 地図情報)といい、名前のとおり第一展望台、第三展望台の反対側、湖の東側にあります。

摩周湖への観光の拠点には、第一展望台、第三展望台に近い川湯温泉や摩周温泉が便利なのですが、摩周湖の周囲を一周する道路がないことから、裏摩周展望台へ行くにはかなりの大回りを強いられます。

そのかわり路線バスも来ない場所なので、人ごみとは無縁の世界で摩周湖の景観を楽しむことができます。旅行の行程に余裕が取れそうならぜひ立ち寄って欲しい場所です。

さて、次は北海道の形をしているという湖を見に行きましょう。次ページに続きます。
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