大きなポイントは3つ
性別や年代、生活習慣が違えば栄養管理の基準も違ってきます |
■ライフステージ毎に推定エネルギー必要量変更
「小児及び若年女性では減少。70歳以上の高齢者については、これまで想定していた身体活動レベルより実測値の方が高いことが分かってきたため、引き上げられた。」
気になる「若年女性(18~29才)」の場合、身体活動レベルII(1日の運動量:普通)の時、2050kcal→1950kcal(100kcalダウン)となりました。
■ナトリウム(食塩相当量)の目標量 引下げ
「生活習慣病予防の観点から、男性10.0g→9.0g 女性8.0g→7.5gに引下げられた。」
平成19年の国民健康・栄養調査では、成人女性のナトリウム(食塩相当量)平均摂取量は、50歳以下で9.4~9.9g、50歳以上では10g以上ありました。
■カルシウムの基準設定 変更
「目安量・目標量から、推奨量を目指すことに変更された。」
成人女性で、目標量600mg・目安量600~700mgであったものが、推奨量650mgに統一されました。ちなみに、平成19年の国民健康・栄養調査では20~40代女性のカルシウム平均摂取量は445~474mgでした。
この他に、乳児・小児/妊婦・授乳婦/高齢者のライフステージ毎の栄養摂取基準の考え方が新たに加わりました。
続いて、サプリを利用するとき知っておきたい食事摂取基準の指標について意味と変更点を確認しておきましょう。
・「日本人の食事摂取基準について」
・「日本人の食事摂取基準」(2010年版)
2009年5月29日 厚生労働省発表