リカルデント(キャドバリー・ジャパン)
粒ガムはフルーツ系を中心に、現在5種類のフレーバー |
リカルデントの機能表示は、
『虫歯の始まりである脱灰を抑制し、再石灰化及びその部位の耐酸性を増強するCPP-ACPを配合しているので、歯を丈夫で健康にします。』というものです。
CPP-ACPとは、牛乳由来のCPP(カゼインホスホペプチド)とACP(非結晶リン酸カルシウム)を独自製法で結びつけた成分。リカルデントでは、CPP-ACPが3つの効果を発揮します。
■脱灰抑制
虫歯の原因は、虫歯菌が糖質(主として砂糖)から作り出す酸。この酸が、歯の表面のエナメル質を脱灰(ミネラル分を溶かし出す)させることで虫歯の進行が始まります。
CPP-ACPは、歯の表面の酸性状態を中和して、脱灰を起きにくくする働きを持っています。
■再石灰化
歯の再石灰化 とは、脱灰により失われたミネラル分を補填して、エナメル質を再び丈夫な状態に戻してあげることです。
通常は、だ液に含まれるカルシウムやリン酸が再石灰化を進めるのですが、 CPP-ACPに含まれるカルシウムとリン酸は、だ液をサポートしながら歯の再石灰化を進めてくれます。
■耐酸性増強
CPP-ACPによって再石灰化したエナメル質は、虫歯菌が作った酸に耐えられる抵抗力が高くなります。つまり、CPP-ACPによる再石灰化を繰り返すうちに、酸に溶けにくい丈夫な歯を作ることができるのです。
脱灰と再石灰化は、私たちの口の中で毎日繰り返されている現象で、脱灰のスピードに再石灰化が追いつけなくなると虫歯が進行してしまいます。CPP-ACPは、脱灰がおきにくくすること(脱灰抑制・耐酸性増強)と、再石灰化を促すことで、初期虫歯の予防やケアにも役立つと考えられているのです。
リカルデントの上手な噛み方は?
歯を丈夫で健康にしてくれることがわかったら、気になるのは上手な噛み方。リカルデントのパッケージには、「2粒を同時に1日4回、1回あたり20分を目安にお召し上がりください」と書いてあります。これが、再石灰化を進めるのに必要な成分の濃度を、口の中で一定時間保つのに適した噛み方ということです。20分というと長そうなイメージですが、リカルデントは独自の味長持ち製法によって、20分噛み続けても美味しいガムに仕上がっています。私も実際噛んでみたところ、移動中や仕事をしながら噛んでいると、20分は意外とすぐに過ぎていました。リカルデントは、「ながら噛み」(何かをしながらガムを噛む)に向いているガムのようです。
製品の特徴を紹介してきましたが、注意して欲しいのは、目安量を超えての摂り過ぎ。体調にもよりますが、甘味料である糖アルコールの性質上、お腹が緩くなってしまうこともあるのです。お腹の調子が悪い時は、利用を控えるか、自分のお腹の調子と相談しながら利用してくださいね。
普段なにげなく利用している特保ガムの上手な利用方法、わかっていただけましたか?味の好みで選ぶのもよし、機能や利用スタイルに合わせて選ぶのもよし、自分に合ったものを見付けてくださいね。
※この記事は2008年7月現在の情報に基づいています。
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