花束には、手軽に買えるプチブーケを用意しましょう
お花屋さんの店頭では、こんな小さなブーケがよく売られています。
最近、お花屋さんの店頭で、500円や1,000円くらいの小さなブーケがよく売られていますね。友人宅への手土産に、もう一品加えたいときなど、このブーケを利用して、ラッピングだけをさっと取り替えて、自分流の花束にしてしまいましょう。
リボンを変えるだけでおしゃれなブーケアレンジに!
これは、ピンク色だったラッピングペーパーを、こげ茶色のクラフト紙に変えて、ラフィアをあしらったもの。マダガスカル原産の「ラフィア椰子」という植物の葉の部分を加工した天然素材であるラフィアと、クラフト紙の組み合わせで、ナチュラルなイメージに変身しました。
パステル調のペーパーを、濃い色に変えるだけでも、花束のイメージがガラッと変わりますね。これをさらに、ペーパーはそのままに、ラフィアをゴールドのリボンに取り替えると、シックなイメージに早変わり。
同じ花束なのに、ペーパーやリボンを取り替えるだけで、これだけイメージが変わるんです。ですから、基本のラッピング方法を覚えて、最低限のラッピングペーパーとリボンを常備しておけば、いつでも、自分流の花束を作ってしまうことが可能になってしまいます。
また、普段、「花束を持ち歩くのが恥ずかしい」という男性の方にもおススメの、見えないラッピングの方法も紹介します。
花束の包み方1:基本のラッピング方法
それでは、基本的なラッピングの方法を紹介しましょう。
1. 長方形に切ったペーパーに、斜めに花束を置く。
ペーパーは、長方形に切っておきます。縦の長さは、花束を写真のような角度で置いたときと、ほぼ同じくらいに。その1.5倍くらいが横幅となります。
2. 両手で対角線を持って、真ん中であわせるようにしてから、重ねる。
3. 茎の部分をきゅっと絞り、テープでひとまわりぐるりと巻く。
4. 下の角の部分が、とんがるように余ったら、後ろ側にまわして、目立たないようにテープでとめる。
これで、茎の部分に巻いたテープを隠すように、好みのリボンやラフィアを結べば出来上がりです。
花束の包み方2:半透明のペーパーアレンジは男性にもおすすめ
![半透明のラッピング]() |
こんな風に全部をくるむようにラッピングすると、持ち運びの際も気楽で、便利です。 |
こちらは、半透明のラッピングペーパーで、花束を全部隠すようにラッピングしたもの。見えるようで見えないという微妙な感覚が、もらった方の期待感を盛り上げることでしょう。
また、持ち運びのときに気を遣う花束も、こんな風にお花を全部くるんでしまうと、傷つける心配が減って、気楽に持ち運べますし、お花が見えないということで、「花束を持って歩くのが恥ずかしいという」男性の方にも、おススメのラッピング方法です。
こちらのラッピング法は、先ほどの応用編です。
1. 長方形に切ったラッピングペーパーに、垂直に花束を置く。
このとき、花束の下の端をペーパーの端に合わせて、上の部分が余るようにしておきます。
2. 両サイドを持って、真ん中で合わせ、重ねる。
3. 上部が筒状になるように片手で保ちながら、茎の部分をきゅっと絞り、テープでぐるりと巻く。
4. 上の余った部分を2回くらい折り曲げて、ホチキスで左右の2ヶ所をとめる。
5. テープで巻いた茎の部分に、ラフィアをラフにしばれば、完成。
アレンジ用に揃えたいペーパーとリボン
![ペーパーとリボン]() |
ガイドが常備しているペーパー2種とリボン・ラフィア。 |
それでは、どんなペーパーとリボンを常備しておけば便利なのでしょう? この写真は、ガイドが最低限常備しているペーパーとリボンです。もちろん、仕事柄、これ以外のラッピング資材も持っているのですが、この写真のアイテムだけは常に切らさないようにしています。
手前から順に説明すると、片面が未晒しで半対面がこげ茶色のクラフト紙。そして、「エコラップ」という商品名の半透明のペーパー。これは、生分解性ポリスチレンで出来ていて、環境にもやさしいのが特徴です。このように、透明なものと、シックな色合いという、対照的なイメージのものを持っていると便利です。ワックスペーパーといって、ナチュラルな色の紙にワックスをコーティングしてあるペーパーもおススメです。
リボンは、ゴールド系のものを1本とペーパーに合わせやすい色のものを1本。そして、何度も登場しているラフィアです。これもペーパーと一緒で、ゴージャスな雰囲気のものとナチュラルな雰囲気のものの2種類があれば、大抵の花束には合わせられるでしょう。
リボンを選ぶ際は、「ワイヤー入り」といって両サイドに細いワイヤーが入っているものがおススメです。これを使うと、単純な蝶結びでも、ワイヤーの張りでしっかりとしたふくらみが出るので、ゴージャスなイメージを出しやすくなるのです。
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