家庭菜園をはじめると誰もが直面するのが、長期旅行中の水やり問題です。通常、地植えにしている植物は、それほど水やりの心配はありません。しかし、ベランダなどでプランターを使って野菜を育てる方が増えてきている昨今、留守中の水やりは、切実な問題となりつつあります。

また、留守中の水やり問題の解決法は、忙しくて普段あまり水やりをすることができない方にとっても、共通の解決法となります。また、これからベランダや屋上で菜園をはじめようとする方にとっては、あらかじめ知っておくと、とても役立つ情報となることでしょう。

ペットボトルなどを使った簡易な方法は注意点も

鉢植えの植物に水をためておく方法として、鉢の下に受け皿を置いて、そこに水を溜めておくことを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、この方法は、あまりおすすめではありません。気温の高い季節であれば、受け皿の水そのものも、すぐに蒸発していってしまいますし、溜まっている水に、雑菌が発生してしまう恐れもあるからです。

最近は、ペットボトルを利用した方法も見かけるようになってきました。これは、ペットボトルの先端に専用の器具をつけ、水を満たしたペットボトルを、逆さに土にさしておくという方法です。この方法は、1~2日間の短期間であれば有効ですが、真夏の日中はペットボトル内の水の温度が上がってしまい、お湯が根元に注ぎ込まれるような状態となってしまい、かえって根を傷めてしまう可能性もあるということを頭に入れておく必要があります。

タイマー式の自動灌水が最も確実

チューブの先端についているセラミックから、じわっと水がしみ出る仕組みの自動灌水装置。

チューブの先端についているセラミックから、じわっと水がしみ出る仕組みの自動灌水装置。

最も確実な方法は、タイマー式の自動灌水装置を設置することです。これは、水道の蛇口にタイマー付きのポンプを設置し、そこに接続されたチューブを、プランターや植栽部分に適度な間隔で這わせておく方法です。灌水開始時刻や灌水時間等を、タイマーにセットしておくことによって、確実に水やりをすることが可能です。ただし、これは、屋外に蛇口が設置されていないと、使用することができません。また、タイマーやチューブ、その他の資材を合わせると数万円以上となり、かなりコストがかかるということも覚悟しなければなりません。