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「お祝いの花」の喜ばれる贈り方!マナーとシーン別の花を紹介

お祝いのお花には、開店祝い、結婚祝い等シーン別にふさわしい種類やお花の色について、贈り方のマナーがあるのをご存知でしょうか?意外と知らなかった「お祝いの花」の贈り方マナーと、それぞれのお祝いにおすすめのお花や花言葉を合わせてご紹介いたします。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

「お祝いの花」の贈り方マナー

人生の大事な節目や冠婚葬祭にお花は無難な贈り物として使われています

人生の大事な節目や冠婚葬祭にお花は無難な贈り物として使われています

お礼やお祝い事にお花を贈ることがありますよね。何を贈ってよいのか迷ったら、私はお花を贈ることにしています。お花をいただいて、不愉快な気分になる方なんていないと思うのです。

お祝いのお花には、シーン別にふさわしい種類と贈り方のマナーがあるのをご存知でしょうか? またいただく側から、お花にこめられた気持ちを気づかずにいただいていませんか?今回は意外と知らなかった「お祝いの花」の贈り方マナーをご紹介いたします。
   

お祝いの気持ちを伝える贈り花

■出産祝い
ベビー誕生を祝って贈る出産祝いですが、頑張ったママへのねぎらいとして、花をプレゼントしてもよいでしょう。柔らかな優しい色合いを演出する色彩で、元気に生まれてきたベビーへの祝福を象徴するような、かわいらしくて、ふんわり気持ちの和むような花。また生まれた季節の花をアレンジメントしてもよいでしょうね。もちろんメッセージを添えて贈りましょう。

オススメのお花は?
ピンク、クリームイエロー、白、水色など、柔らかな優しい色合いでつくるパステルカラーの花のアレンジメントや花束をおすすめします。
 
出産祝いには柔らかな優しい色合いの花を

出産祝いには柔らかな優しい色合いの花を

これはNGです。気をつけて!
病院へ直接贈る場合は、色や香りの強くない花にするように心がけましょう。また花粉や花びらの散る花も避けるように。

■誕生日のお祝い
誕生花の花を贈ることは、守護神として自分を守り、その方への幸福、愛、富をもたらしてくれます。花言葉のメッセージカードを添え、相手のイメージに合わせたラッピングにして贈りましょう。年齢の数だけバラの花束なんて、おしゃれな贈り物ですよね。

誕生花12カ月
1月→シンピジウム・スイセン
2月→マーガレット・フリージア
3月→スイートピー・アネモネ・チューリップ
4月→フジ・ミヤコワスレ・カスミソウ
5月→スズラン・カーネーション
6月→アジサイ・グラジオラス・バラ
7月→トルコキキョウ・ユリ
8月→アザガオ・アンスリウム・ヒマワリ
9月→クジャクソウ・ダリア、リンドウ
10月→ガーベラ・コスモス
11月→キク・ブバリア
12月→ストレリチア・カトレア、シクラメン

■誕生花をいただいたら?
届いたらすぐに感謝の気持ちを相手に伝えます。相手の誕生日に贈り物をすることでお返しの代わりとなります

開店祝い等イベントにもふさわしい贈り花とは

■結婚祝い
純潔を表す白を基調にした花だけではありません。サムシングブルー(青いものを見につけた花嫁さんやゲストの方が結婚式での幸せになるという言い伝え)にちなんで、ブルー系を使った花束を贈る場合もあります。

これはNGです。気をつけて!
赤いバラは恋人に贈る花です。くれぐれも誤解されないように!また黄色いバラは”嫉妬”という花言葉ですので、贈る相手によっては避けるほうがよいかもしれません。
サムシングブルーといっても、寂しいイメージにならないように明るい花を取り入れたアレンジにしましょう

サムシングブルーといっても、寂しいイメージにならないように明るい花を取り入れたアレンジにしましょう

■新築・開店祝い
新しいスタートにお祝いと今後の発展とご活躍を祈って、場所を取らない鉢植えやアレンジメント、観葉植物をお贈りするとよいでしょう。開店祝いには、お店の雰囲気に合ったものを贈りたいもの。贈る前に先方に尋ねてみるのもよいかもしれません。

これはNGです。気をつけて!
ちなみにお花の色ですが、火を連想する赤一色にすることを気にされる方がいます。避けるのが無難!

■結婚記念日
結婚記念日をお祝いするようになったのは、欧米の習慣が取り入れられた、明治時代の後半。結婚年数によってそれぞれ名前がつけられて、それにちなんだ贈り物をするのが習慣です。

オススメのお花は?
二人の思い出の花でアレンジした花束。上品なランの花などは夫婦への尊敬とお祝い、また日頃のお世話への感謝として贈りましょう。

花言葉を上手に使う

花にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。花言葉を上手に使って、お誕生日やお祝いに贈り物と一緒にメッセージを伝えましょう。

これはNGです。気をつけて!
国や地域・民族・宗教によって、花言葉の意味はさまざま。諸説もいろいろ違っていることを心がけておいて下さい。また花言葉によっては、プラス思考の言葉だけではありませんので、どんなメッセージがこめられているのか気をつけて贈って下さい。
 
海外では日本のように男性に花束を贈る習慣はありません。

海外では日本のように男性に花束を贈る習慣はありません。

 

贈り方のポイント

お花屋さんには、贈る目的をはっきりと伝えます。相手の好みを知っていたら、好きな花を入れてもらうといっそう喜ばれます。またメッセージカードを添えるのを忘れずに。

普段ご無沙汰している方やお世話になった方へは、年中行事に使う花を贈るのもひとつの手。たとえばおひなさまの時期に桃の花。桃をイメージさせるピンクの花束もおすすめです。とくに忙しい方へは、クリスマスやお正月の時期に飾るポインセチア、シンピジウムなど、年中行事に飾る花は助かります。

相手の普段の生活や好みがわかっていれば、お花選びも楽しいもの。お花の嫌いな人はいません。普段からいろいろなお花屋さんをのぞいて、ステキなアレンジメントを頭の中にストックしておきましょう。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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