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飛行機の中の英単語……これってなんて言う?

海外旅行では、「英語の単語さえ並べていけばなんとかなる!」と思っていませんか? 問題は、その単語がなかなか出てこなかったりすること。今回は、飛行機の中でよく使う英単語をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

飛行機の中の英単語

飛行機の中の英単語

飛行機の中の英単語

海外旅行では、「単語さえ並べればなんとかなる!」と思うことってありますよね。ところが、旅行中に遭遇するものを表現する英語は、日本の学校で習っていないことも多く、いざとなると、「あれ、これってなんて言うの?!」ということも、よく起こります。そこで今回は、普段あまり聞いたことがない、でも実はよく使う、海外旅行で役立つ単語をご紹介します。
 

「テーブルを出す」ってなんて言う?

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背についているテーブルはtrayまたはtray table
飛行機に乗ってflight attendant(フライト・アテンダント)さんにboarding pass(搭乗券)を見せると、2列あるうちのどっちの通路に行けばいいかを教えてくれますよね。あの「通路」は、aisle[アイル]と言います。チェックインで座席を選ぶときに、Window or aisle?(窓側ですか、通路側ですか)のようにも使います。

席に着いてまずするべきことは、頭の上の棚に荷物を入れること。この「頭の上の棚」は、そのままoverhead binと言います。binは「何かをしまっておくところ」という意味で、「ゴミ箱」をtrash binと言ったりします。

席に着くと、blanket(毛布)とpillow(枕)と一緒に、ヘッドホンが置いてあります。英語では一般に、頭にかぶる形式のものはheadset、耳に差し込むタイプのものはearphoneと言います。それから、前の座席の背についたポケットに、雑誌や機内食メニューがありますが、あのポケットはseat pocketと言えば通じます。同じく座席の背についたテーブルはtrayまたはtray table。飛行機が水平飛行に入るまでは出してはいけないものですが、それでは「テーブルを出す」を英語で言うと……?

あの「出す」という動作は英語ではpull down(引いて下ろす)と言います。逆に、「しまう」ときは「押して戻す」のでpush back。離陸前にテーブルを使っていると、フライトアテンダントさんにPlease push back your table.(テーブルをしまってください)と注意されてしまうかもしれませんね。

「離陸」はtake offで、「着陸」はlandingです。take offして落ち着いたら、次はいよいよ映画の時間ですね。機内で映画を見たり音楽を聴いたりすることができるあの設備のことは、in-flight entertainment(機内エンターテイメント)と言います。「機内映画」をin-flight movieと呼んだりします。また、映像システム全般のことは一般にvideoと言うので、画面がちゃんと作動しなかったら、The video doesn't work.(映像がうまく出ないんです)と言えばいいですね。

さて、それではお楽しみの食事の時間です。「機内食」を英語で言うと? これはもう、だいたい想像がつくのではないでしょうか。
 

機内食にまつわる英語

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機内食が来たら、cutlery(フォーク類)がちゃんとあるかどうか確認!
飛行機の中で使う単語をあれこれご紹介していますが、なんといっても、機内食にまつわる表現は大切ですね! 「機内」はin-flightで「食事」はmealなので、「機内食」はin-flight mealと言います。フライトアテンダントさんがガラガラと押してくるあのワゴンは英語でcart[カート]またはtrolley[トロリー]。実は、ショッピングセンターで押して歩くあの「カゴ」にも同じ言い方を使います。

食事の前にはよくrefreshmentsというものが配られます。これは文字どおりには「リフレッシュするもの」なのですが、実際には「軽食」、「スナック」を指し、よくnuts(ナッツ類)が出てきます。同じタイミングで出てくる「おしぼり」は、wet towel(ぬれたタオル)? と思う人が多いかもしれませんが、英語でwet towelと言うと、「ウエットティッシュ」を思い浮かべる人が多いようです(ちなみに、wet tissueという語も使えます)。「おしぼり」は、実はhot towel(熱いタオル)と呼びます。もしくは単にhand towelと言ってもOKです。

機内食を載せたお盆は、日本語と同様tray[トレイ]と言います。ナイフやフォークはよくビニール袋の中にセットになって入っていますが、うっかり忘れられたことってありませんか? 英語ではあのナイフ・フォーク一式をcutlery[カトラリー]というので、万が一トレイにないようなら、Can I have cutlery?(カトラリーをもらえますか?)と頼むことができます。

さて、機内食1食分では足らない……という人も、中にはいるかもしれません。もし食事が余っていれば、"おかわり"することも可能なようです。おかわりの定番表現は、some more~(~をもっと)、またはanother ~(~をもう一つ)。例えば、Can I have some more chicken?(チキンをもっともらえませんか?)、Can I have another cake?(ケーキをもう一つもらえませんか)といったように聞いてみましょう(もちろん、余りがなければ断られますが)。

最後に、食べ終わったあと、トレイを早く片付けてほしいことってありますよね。「片付ける」はこの場合「持っていく」と考えて、take awayを使います。「これを片付けてもらえますか?」はCan you take this away?で、逆にMay I take this away?(これを片付けてもいいですか?)と聞かれることもあるかもしれませんね。

食事の後は、ゆっくりひと眠りしたいところ。シートを「倒す」場合にはreclineという動詞を使って、May I recline my seat?(イスを倒してもいいですか?)と聞いてみましょう。日本語でよく「リクライニング」と言いますが、これはこのrelineという動詞にingをつけたrecliningという語から来ています。さて、イスを戻すときにはreturnでもいいのですが、「立てる」という意味合いでput upと言ったりします。着陸時、フライト・アテンダントさんにPlease put up your seat.(イスを立ててください)と言われる前に、自分で直しておきたいものですね。

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