海外の空港でも、実は税金を取られています
インターネットで海外の航空券を買うときに、こんな表現を覚えておくと便利ですね。今回は、航空券にまつわる言い方を見ていってみましょう。
燃料サーチャージや出国税など……TAX(税)にもいろいろ
まず、「燃油サーチャージが上がった」「下がった」という言い方ですが、「上がる」はincrease、「下がる」はdecreaseを使います。The fuel surcharge increased again.
(ザフューアルサーチャージインクリーストアゲイン/燃油サーチャージがまた上がったよ)
When will it decrease?
(ウェンウィルィトディクリース/いつ下がるんだろう?)
なお、航空券に可算されているのは、燃油サーチャージだけではありません。近年のテロ対策で航空会社の保険料が高騰しているため、「航空保険料」aviation insuranceというものが取られていますが、これは国際線長距離でも数百円という単位だったりするので、あまり目立ちません。
案外気づかないのが、「出国税」departure taxとか「空港税」airport taxと呼ばれるもの。これは海外の出発空港から取られる料金で、海外で国内線を利用する際も1000円くらい取られることがあります。air fare(航空運賃)にこれら「燃油サーチャージ」fuel surchargeと「航空保険料」aviation insurance、「出国税」departure taxを足したものが、実際に航空券を買うときに必要なお金で、例えばインターネットで「片道100USドル(1万500円くらい)」という航空券を見つけ、「これは安い!」と思って買おうとしたら、税を合わせると1万5000円くらいになっていた……なんていうことも起こり得るのです。
それでは海外の航空会社にメールで質問を送ったり、現地のカウンターで問い合わせたりするときは、どんなふうに聞けばいいのでしょうか。
航空券を買う際に限らず、料金の変化に要注意!
航空券の料金変化には注意が必要
Does it include tax?
(ダズィトインクルードタクス/税込みですか?)
実は、燃油サーチャージの怖いところは、値段がそのときによって変わってしまうこと。先月まで10ドル(1050円)だったのに、今月になったら15ドル(1575円)になっていた、なんていうことも! そこで、どの航空券を買うか検討しているときは、こんなふうに聞いてみます。
Is that price fixed?
(イズザトプライスフィクスト/それは固定料金ですか)
Won't it increase?
(ウォントイトインクリース/(料金は)上がらないですよね?)
なお、最近はリコンファーム不要の航空券が増えていますが、念のためこういうふうに聞いておくといいですね。
Do I need to reconfirm my flight?
(ドゥアイニートゥリコンファーマイフライト/リコンファームは必要でしょうか?)
さらに、自分でリコンファームしなければならない場合に備えて、こういった言い方を覚えておくようにしましょう。
I'd like to reconfirm my flight.
(アイドライクトゥリコンファーマイフライト/リコンファームしたいのですが)
The departure date is ~
(ザディパーチャーデイティズ~/出発日は~です)
My flight number is ~
(マイフライトナンバーイズ~/便名は~です)
リコンファームのときに言うべきことはこれと自分の名前だけなので、例え相手の人が言っていることが聞き取れなくても、必要なことさえ言ってしまえば、あとは何とかなります。
完全Eチケット化とか燃油サーチャージとか、航空券の世界にもいろいろ新しいことが起こっていますね。ぜひ必要な英語をチェックして、航空券を賢く使ってください!
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