食感を英語で表現しよう
そこでオススメしたいのが、「こってりした」とか「さっぱりした」「あっさりした」といった、味や食感などを表現する言い方を覚えること。「今日はさっぱりした味のものが食べたいな」なんて、日常会話でも使えたりして、とても便利です。
食感を英語で表現1:こってり系vsさっぱり系の表現集
実は魅力的、fattyでgreasyな食べ物
- fatty food 脂肪分の多い食べ物
- greasy food 脂でべっとりした感じの食べ物
- heavy food 胃にもたれる感じの食べ物
- rich food 栄養たっぷり、高カロリーな食べ物
fatty(ファティ)と言うと「単に脂肪が多い」感じ、greasy(グリーシィ)というと「脂がきつくて食べづらい」というイメージになります。heavyは文字通り「胃に重い」という感じですが、I'd like to eat something heavy.(何か腹持ちのいいものが食べたいな)なんて言うこともできます。richは「こくがある、豊かな」というニュアンスにもなり、rich flavorと言えば「豊かな風味」ということです。
それでは逆に、「さっぱり系」「あっさり系」はどうでしょうか。
- light food 消化のいい食べ物
- plain food さっぱりした味の食べ物
- bland food 味の薄い食べ物
lightはheavyの逆で、「消化にいい」というほかに、「簡単な・手軽な食べ物」という意味でも使われます。plainは「特定の味がない、普通の」といったニュアンスで、plain yogurt(プレーン・ヨーグルト)という言い方は、そのまま日本語でも使われますね。blandはどちらかというと「味がしない」という悪い評価で、It needs more salt.(もっと塩が必要)なんて、思うかもしれません。
では次に、食感について見てみましょう。
食感を英語で表現2:歯ごたえ派vsとろり派の表現集
人気のドーナツショップKrispy Kreme Doughnutsのkrispyはcrispyをもじったもの
- tough meat 硬い肉
- chewy noodle もちもちした麺
- crunchy peanut カリカリしたピーナツ
- crispy pie サクサクしたパイ
「食べ物が硬い」 というときにhardを使うことはあまりなく、例えば肉が「硬い」というにはtough(タフ)を使います。chew(チュー)は「噛む」という動詞で、chewy(チューイ)は「よく噛んで食べる必要がある」ということ。日本では「もちもちした」食べ物が大人気ですが、英語のchewyは「くちゃくちゃ噛まないと食べられない」と、あまりいい意味には取らないこともあるので注意してください。crunchy(クランチィ)はおせんべいの「パリパリ」という感じにピッタリ。crispy(クリスピィ)はそれより少し柔らかい感じです。
それでは、「とろりと柔らかい派」はどうでしょうか。
- tender meat 柔らかい肉
- mellow fruit 柔らかく熟した果物
- soft bread 柔らかいパン
- fluffy doughnut ふわふわしたドーナツ
- smooth cream 滑らかなクリーム
tenderには「噛みやすい」といったニュアンスがあり、特に肉についてよく使われます。mellowは果物のほかチーズにも使われ、「よく熟してとろとろ」といったイメージです。softはいろいろな場面で使えますが、特に「口当たりが柔らかい」というイメージが合うようです。「ふわふわした」感じを伝えたいなら、fluffy(フラフィ)がいいでしょう。smooth(スムーズ)はそのまま「舌触りがなめらかな」で、クリーム状のとろりとしてなめらかな感じは、creamyと言ってもいいですね。
食べ物の味や食感、意外に簡単な言葉で表現できることに気づいてもらえたでしょうか。今度外国のレストランで料理の説明を聞いてもさっぱりわからなかったら、Is it greasy?(こってりしていますか?)、Is it crispy?(サクサクしていますか)なんて聞いてみましょう。食べ物について、きっともっと具体的なイメージがわいてくるはずです。
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