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フランス人が見る桜の国ニッポン!(2ページ目)

日本人が大好きな桜。わたしたちが何の疑問にも思っていない日本独特の風習もフランス人の眼からみるとまさに不思議の国ニッポン! お花見ネタにも使える!?

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

なぜに葉っぱまで食べる?

sakuramochi
食べ物だって桜色!
さて、こんなところにも桜が! という点でお話すると、日本では硬貨にまでも桜の花が……という形で100円玉が紹介されていることが少なくないのですが、意外性という点でいえば先ほどお話しした「桜前線」と並んでとりあげられているものに、「桜餅」があります。

Le couleur de fleurs de cerisier(ル クルール ドゥ フルール ドゥ スリジエ/桜色)にそめられた「あん」入りのおもちが、かわいらしく人気の桜餅。la feuille salée(ラ フイユ サレ/塩漬けの葉)と一緒に食べてしまうというのが驚きのよう。

桜の花びらをそのままde l'eau chaude(ドゥ ロ ショドゥ/お湯)にうかべていただくthé à la cerise(テ ア ラ スリーズ/桜湯)と共に、「日本人はこんなにも桜が好き!」というイメージづくりに貢献しています。

日本の美少女はその名もやっぱり「さくら」ちゃん!

sakura
フランス語版もあり。Card Captor Sakura
日本では「Sakura」といえば、女の子のprénom(プレノン/名前)としても使われている。そんな事実を、日本のアニメ好きのフランス人若者に知らしめてくれたのがCard Captor Sakura(カードキャプターさくら)の存在。

あらゆる登場人物がフランス語名に変化させられている中で、ヒロインの Sakura Kinomoto(木之本桜)は、Sakura Gauthier(サクラ ゴチエ)と、変化させられたのは名字のみ。「Sakura」という日本語のフランス語での認知度の高さがうかがえますね。

今回の記事は、Podcast番組Chocolatとの共同企画第4弾。フランスでのCerisierやシャンソンの話題はChocolatサイトでお楽しみいただけます。見上げる一本の桜の木は、まさに発展し続けるニッポンの縮図。今年のお花見では気分新たに、「世界へはばたく優美な桜」をゆっくり眺めてみるのはいかがでしょう。

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