それでは、今度は、その名もズバリ「Halloween」のサイトから、 10 raisons pour détester Halloween(ハロウィンが嫌いな10の理由)を参考にしつつ、嫌いな理由をみてみましょう。

お金儲けめあてのつくられたお祭りにはノン!

ズバリ、「c'est la colonisation yankee.」(アメリカヤンキーの侵略である)という理由に代表されるように、反対派の最大の理由は、「Halloween est une fête commerciale.」(ハロウィンは金儲けのためのお祭りである。)というものです。

「うん、うん。なるほど。」とうなずける部分もありますが、すでに、Pâques(復活祭)だって、Noël(クリスマス)だって、コマーシャリズムと無縁ではありません。Toussaintの菊だって、この時期には若干値上がりするもよう。というわけで、単に「金儲け主義」というのではなくて、「アメリカから輸入されたお祭り」という部分が最も大きな理由であるような気がします。

Bientôt on n'aura plus rien de français.」(もうすぐ、フランス的なものがなくなってしまうだろう)という、このご意見が、一番正直なものではないでしょうか?なんだか、英語VSフランス語の構図が思い浮かびますよね。

シンボルは悪霊!子どもたちの想像力に与える影響が心配

halloween1
Halloweenの怖い面を否定する意見も。
さてここで、もう一度ToussaintとHalloween の原点に帰ってみましょう。この2つのお祭り、たったの一日違いで、両方とも「死者」のお祭り。どうせ同じようなものならば、昔からある「Il faut respecter la Toussaint et les Morts.」(万聖節と死者の記念日を尊重すべき)というのはよくわかります。

ところが、「faire peur, c'est mal.」(怖がらせることは、わるいこと。)という意見に着目してみると、確かにHalloween はToussaintとは似ておらず、子どもたちがお化けの格好をして大人たちを、「Trick or treat ?」(いたずらか?お菓子か?)とおどしたりします。

ちなみにこのフレーズ、フランス語訳はいろいろあって、「Des friandises ou un mauvais tour?」(デ フリヤンディズ ウ アン モヴェ トゥール?)、「Une farce ou une friandise ?」(ユヌ ファルス ウ ユヌ フリヤンディズ?)、「Un bonbon sinon un mauvais tour?」(アン ボンボン シノン アン モヴェ トゥール?)などとなりますが、それはさておき、ちょっとHalloweenのシンボルについて考えてみましょう。

squelette(スクレット/骸骨)、sorcière (ソルシエール/魔女)、fantôme (ファントーム/幽霊)に、vampire(ヴァンピール/吸血鬼)とワクワクするような悪霊たちのオンパレード。そして、ぼんやりと、Halloween→オカルト信仰→恐喝→悪しき人間へという図式も……。

一方Toussaintはと言えば、「聖人」の皆様方。Toussaint→「聖人」たちについてのお勉強→厚い信仰心→善良な人物!? などと、本気で考えていらっしゃる方も少なくないようです。

この極端な二元論、真っ当にみえて、正直どちらも恐いですね。なんだか、両方ある方が自然なのではないかと思えてきたのは、ガイドだけでしょうか?今年のHalloween、いろいろ考えて過ごしてみられるのもよいのでは。

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