理容師として高い職業意識を
取材の際、ルアナの代表、加藤吉弥さんも同席してくださいました。そこで、理容師資格の今後についてお聞きしました。ガイド:ルアナのようなサロンを始めたきっかけを教えてください。
加藤代表:兼ねてから女性のお客様から個室でシェービングを行って欲しいという要望がありました。そこで、女性専用サロンとしてルアナをスタートしました。
ガイド:このような業態にされた理由はありますか?
加藤代表:お客様の肌に直接刃物をあてることができるのは、医師と理容師だけ。職業意識を高く持って欲しい、と思い理容師免許がなければできないフェイシャルの仕事を形作り、仕事の質を高めるためのオリジナル商標を作りました。それがシェービング・スパです。
ガイド:理容師の現状について教えてください。
加藤代表:今年の理容師養成校に入学したのは約1千人。一方、美容師は約2万人。現在の理容サロンは約7000店舗。働き手がいずれ足りなくなります。若い世代が、理容師の新しい業態としてルアナを見て、理容師になりたいと思ってくれたらといいます。
また、ルアナが育児などで理容師の仕事を離れたとしても、理容師資格をいかして復帰できるステージになれば、と思います。
ガイド:ありがとうございました。
輝いて働く人をみれば、自ずと若い世代も興味をもってくれるはずと、人手不足が懸念される理容師の将来も見据えたルアナ。これからの理容師をめざす人にとって、憧れのサロンとなりそうです。
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