金融業界から医療業界への転身、そして起業へ
医療機関のPRについて独自に研究、海外事情も視察へ(シカゴの医療機関にて) |
三澤万里子さん:人材紹介、転職支援のコーディネーターです。その仕事を通じて、私自身が行いたい業務イメージがふくらんでいきました。
仕事を続けながら事業計画をあたため、女性起業塾へ通い、具体的に起業の準備をはじめました。そして家庭の環境も整ったタイミングで、「医療・福祉に特化したPR支援と人材紹介、転職支援」を事業の柱にした株式会社ハッピーキャストを設立しました。
ガイド:現在の事業内容を教えていただけますか。
三澤万里子さん:医療・介護に特化したPR(広報・広告)支援事業、セミナー事業、人材事業を行っています。
今、医療や介護を取り巻く環境は、大きく変わりつつあります。そして深刻な人材不足です。医療現場に携わる方々の、身を挺してハードワークをこなす熱意が患者に伝われば、という思いで、パンフレットやホームページといった広報、広告や人材紹介などの問題解決のための支援を行っています。
患者の身の回りのことをするのも、家族の健康を気遣うのも女性が多く、また医療に携わる人も看護師を初め、圧倒的に女性が多いことから、女性の視点でわかりやすく伝えることを心がけています。
医療コンシェルジュ資格との出会い
看護部長に丁寧なヒアリングを行う、三澤万里子さん |
ガイド:医療現場と患者の橋渡し役ですね。医療コンシェルジュの資格を取得された理由はありますか?
三澤万里子さん:仕事を通じて助産師の方に医療コンシェルジュの資格を教えていただきました。この資格はNPO法人日本医療コンシェルジュ研究所が認定する資格です。講座には主に医療関係者が多く受講されていました。これから医療機関内で患者に医療情報の提供などを行う、医療サービスの専門家として、新しい役割を担うものと思います。
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