食の世界へ入ったのは、遅いスタート
食にこだわる家庭に育ったことが今の仕事につながっています、と小倉さん |
小倉さん:私は食にこだわりの深い家庭に育ち、食への関心というものはごく自然なことであって、仕事と直結するものではないと思っていました。ですから大学卒業後、一般企業、国際会議ディレクターと食とは関係のない仕事をしていました。
その後、大学で学んでいた教育を仕事にしたいと思うようになりました。それなら飲食業と宿泊業を教えたいと、カナダに留学して、AHMAのフード&ホスピタリティディプロマを取得し、帰国後、食に関する仕事の依頼が徐々に増えていきました。食の仕事では体の内側から湧き出るようなエネルギーを感じ、次々とこなしていくうちに食についてトータルで携わるような仕事につながっていきました。今では食の仕事は私の魂そのもの。
ガイド:体の内側から湧き出るようなエネルギーを感じる、というのはまさに天職ですね。未経験からの転身だったからこそ、良かったことはありますか。
小倉さん:食はすべての事柄や仕事につながっていると思います。私は回り道だったかもしれませんが、逆に食以外の世界を見てきたことで、新しい風を吹き込むことができると思っています。今はこの仕事にめぐり合えたことに感謝しています。
取得資格は150以上!
ガイド:プロフィールを拝見すると、食以外にも数々の資格をお持ちです。ボートライセンスや水泳指導員といったスポーツ系、食とは全く違う分野の宅建まで。小倉さん:実は150以上資格や検定を取得しました。資格を取ることが趣味ではありませんが、知りたいこと学びたいことがあって、その先に資格があったので、取得しました。
ガイド:今や資格を取得するだけでなく、資格を作る側になったのですね。箸検定を立ち上げた際に多くの資格を取得したことは参考になりましたか?
小倉さん:数多くの資格や検定を取得したことは多少は活かされていると思います。