資格・検定/資格アーカイブ

再ブレイクの予感? 日本語教師(3ページ目)

最近、日本語を学ぶ人、教える人が増えています。今回のインタビューでは、国内外での語学力を活かす仕事事情に詳しい高村祐規子さん、西川朋子さんが登場。一歩進んだ日本語教師の資格の活かし方をお伺いしました。

執筆者:中瀬 路子

日本語教師、資格を活かせる現場はここ!

西川さん
留学経験があればより強みになります、と西川さん
ガイド:英語力、社会人経験が活かせる資格でもあるのですね。日本語教師の資格を活かすためのポイントを教えてください。

高村さん:近いうちに日本語教師は必ずブレイクすると思います。ただ、それには「日本語を教える」ことだけに留まらず、留学など経験があり現地事情に詳しければ「異文化コミュニケーター」として、企業と労働者の橋渡し役をするなど新しい仕事を作り出せる可能性を大いに秘めた資格という意味です。また人材不足の著しい介護や医療業界では専門用語を理解しかつ日本語を教えられる人は重宝されますから、既に介護や医療の資格を持っている方には活用次第といえますね。

副業やボランティアとしてスタートするのが確実

ガイド:どんな資格でもそうですが、工夫し仕事を作り出す気持ちは必要ですね。そして経験は必要ですが「経験を積む」ためにはどのようなところからスタートしたらよいのでしょうか?

西川さん:まだまだ収入面で厳しいのが現状ですが、社会貢献のできる仕事です。副業として、またボランティアとしてスタートするのが確実です。特に主婦の方やセカンドライフを充実させたいと考える方には非常にやりがいのある仕事だと思います。

一方、海外、特にアジア圏では厳しいとはいえ十分生活できる収入にはなります。海外で経験を積めば現地事情にも詳しくなれますし、強みになります。

ガイド:ありがとうございました。平成10年に約2万人弱だった日本語教師。10年間で1万人増え、またさらにその数は増えつつあります。日本語教師の社会的役割やニーズを考えると、もっと環境が整って欲しいと願う資格の1つです。

次ページでは日本語教師になるための条件の1つ、日本語教育能力検定試験についてご紹介します。

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