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水餃子
自宅で餃子といえば、市販の薄い皮で表面をカリカリっと焼いた、焼餃子を思い浮かべることだろう。
きれいにヒダをつけ、にんにくを効かせた焼餃子の美味しさも魅力的だが、本場中国で餃子といったら、まず「水餃子」。焼き餃子が「カリカリ」と「具の旨さ」とすれば、水餃子は何といってもそのムチムチとした「皮の美味しさ」がポイント。
今回は、小麦粉をしっかりこねて、皮から作る水餃子を紹介しよう。
◆ ◆ ◆
水餃子では、中の「具」は、あくまで付け合せのおかずのようなもの。 もちろん主役はその「皮」だ。
市販の皮では味わうべくもない、そのしっかりしたコシとムチムチの歯ごたえは、多少の手間をかけてでも挑戦したいところ。
といっても、餃子の皮をつくるのに、それほど難しいところはない。
好みの割合で強力粉と薄力粉を配合し、あとはきっちり計った塩水をまぜて、こねて休ませるだけで生地ができあがる。あと、一つづつ皮を丸く伸ばして包むところで、初めてだとうまくいかない場合もあるが、それも最初の数個だけ。
何個か作れば、“自分なり”の水餃子が、次から次へと出来ていく。
茹で上がりを頬張れば、むっちりした歯ごたえに、水餃子が“小麦粉料理”なんだと気付かされるハズ。
ぜひこの皮の旨さを味わってほしい。
■材料(3~4人前 40個ぐらい)
<皮>
・強力粉 200g
・薄力粉 100g
・水150cc
・塩 小さじ 1.5
・片栗粉(皮を作るときの打ち粉)適量
~ 強力粉と薄力粉の配合比率は、強力粉が9~1割まで好みでよい。最初は、2:1ぐらいの比率から始めて、いろいろ変えて食べ比べるといいだろう。強力粉が多いほどコシが強く、少ないと滑らかな舌触りになる。 粉合計と水の比率は正確に。
<具>
・豚肩ロース 120g
・白菜 100g
・キャベツ 100g
・にら 5本
・ねぎ みじん切り 大さじ1
・しょうが みじん切り 大さじ1
・塩 小さじ1
・コショウ 少々
・醤油 大さじ1
・ごま油 小さじ1