英文を速く読むためには?
英語は「読むこと」から始める! |
英語を速く読めるためのポイントは何なのでしょうか?
吉田教授:
それは、一言で言えば、「文法訳読の壁を超える事」だと言えます。
私たちは、学校英語の中で、徹底的に「文法訳読」の訓練を受けてきています。それはそれで、じっくり英文を理解するには役立ちます。しかし、文法や構文ばかり気にしていると、速く読めなくなってしまいます。これには、心理的な面も関係していますが、とにかく、速く読むことを実践していく中で、本来、自然と「読み」は身についてくるものなのです。
「訳読」しなければならないという日本人の多くがもっている英語に対する意識を変え、英語を英語のままに、速く、楽しく読む読み方ができるように工夫して作成したのが、この教材です。欧米人が日常やっている、概要をつかむとか、当時、スキミングとか、スキャニングとか言っていましたが、それを日本人も実現できるようにしたいと考えて作成したわけです。
自分自身がやって非常によかったので、自分が試した方法を日本人にあった形で、教材化したのです。
ガイド:
素朴な疑問として、速読をする際に語彙の問題というのは避けては通れないと思うのですが?その点を教材ではどのように工夫されているのですか?
吉田教授:
そもそも、読めない単語や、語彙が多少あっても、推測することによって読めますし、またそうすることが、速読につながる訳です。またS.R.S.の教材では、"Pre-work"として事前に重要単語を学習してから速読に取り組めるように工夫していますので、語彙を定着させた上で、速読スキルを習得できるようになっています。
ガイド:
語彙を定着させた上で、速読は学べるということですね!
吉田先生の速読教材にかける思いについては⇒