海外のスーパーへ……英語でどう答える?
海外のスーパーで使える英語
アメリカ旅行に来た米子さんと国子さん。英語に不慣れながらも何とかレストランでの注文もこなしてきました。
ところが旅行3日目となると、外食続きで胃がお疲れ気味。
「ねぇ、なんだかレストランばかりで食欲ないんだけど」
と国子が胃をさすりながら言うと、米子も
「そうねぇ、何かかるーく済ませたいよね。あとさ、レストランの注文や支払いのときの緊張感、あれも嫌になってきたんだけど。」
とだるそうな表情を見せます。
「うんうん、確かに。たまには英語を使わずにのんびり食べたいよね」
「じゃあさ、スーパーで適当に買って、ホテルの部屋で食べない?」
「あ、それいいね。スーパーなら英語も使わないし」
話がまとまった二人は、さっそく通りの向こう側にあるスーパーへ入ったのでした。思いもよらないことを聞かれるとは露知らず……
レジにて
スーパーでは英語は要らない?
「なんかさ、スーパーで買い物するなんて、現地の人っぽくない?」
「ほんと、あたしたち、溶け込んでるって感じよね」
スーパーに入った二人は、簡単に食べられそうな食材を選び、レジへと向かいました。
レジに買い物カゴを置くと、いきなりレジ係の人が何か言っています。
"Would that be all?"
「げ、この人何か言ってるよ。どうしよう」
「笑顔よ、笑顔で切り抜けるのよ」
米子の一言で笑顔を見せるく二人に対してレジ係がさらに
"Paper or plastic?"
と言ってきます。
「また何か言ってるよ。ペーパーかプラスチックか、って言ってるみたいだけど」
「ホームセンターじゃあるまいし、そんなものいるわけないじゃない。変なもの買わされたら困るからノーノーでいいんじゃない?」
Noを連発する二人にレジ係はとうとうあるものを手にとって二人に見せました。
「あー、そういうことね。だったらここはペーパーにしようよ」
二人は何を見せられたのでしょう……?
スーパーのレジでよく言われること
買い物では英語から逃れられない
レジ係の人が二人に見せたのは、2枚のレジ袋でした。1つは紙の袋、もう1つはビニールの袋です。つまり、
"Paper or plastic?"
と言うことで、レジの人は「紙の袋にしますか、ビニールの袋にしますか」と尋ねたのでした。答としては、
"Paper, please."
や
"Plastic, please."
と言えばいいでしょう。
二人が問いかけられた最初の "Would that be all?" も決まり文句です。「これで全部ですか?」という意味のこの質問には、たんに
"Yes."
でもいいですし、フルセンテンスで
"Yes, that would be all."
"Yes, that's all."
などと言えばいいでしょう。
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