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「わかった」を英語で言おう!

会話の中で相手に何かを頼まれたとき、相手が何かを説明したときに、「わかった」と言うことはよくありますよね。今回は「わかった」の英語表現を紹介します。OKの語源に関する説明付きです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

森 弘之

執筆者:森 弘之

日常英会話ガイド

<目次>

「わかった」の英語表現

「わかった」の英語表現

「わかった」の英語表現

会話の中には、「わかった、了解した」という言葉は必需品ですよね。
そのための英語表現をいくつか覚えておきましょう。
 

相手の申し出に応じるとき

これはもう日本語でもおなじみの OK がポピュラー。Okay と書くこともあります。
 
OK の語源は? こちらへ>>

OK と並んでよく使われる表現が、 SureWhy not.

たとえば、

相手: Could you give me a ride to the supermarket.
    (スーパーまで乗せてくれない?)

あなた: OK (オーケー)
あなた: Sure (わかった)
あなた: Why not (もちろんいいよ)


といったように使います。

Why not は、直訳すれば「何でだめなの?」となりますが、これは、「だめなわけないでしょ」=「当然OKさ」、というニュアンスを含んでいます。

ただし、OKやSureに比べて、Why not は「もちろんいいに決まってるじゃないか」という強い承諾の意味が込められているので、これを連発するのは、聞いている側に大げさな印象を与えてしまいますので、気をつけましょう。

なお、これらに比べてやや使用頻度は下がりますが、

By all means.
(もちろんだよ)

という言い方もあるので、覚えておくといいでしょう。これは Why not よりもさらに強い承諾の意志を表しています。
 

相手の言うことを理解したとき

相手の言っていることを理解して、「わかった」「了解した」と言いたいときは、

I understand.

というのも1つの手ですが、ちょっと固いですよね。もっと口語的な表現で便利なものがあります。それは、

I got it.

または省略して

Got it.

意味としては I understand. と同じようなものですが、かなりくだけた表現です。発音も got と it を連続させて「ガレ」に近い言い方をすればネイティブっぽく聞こえます。

語尾を上げて

Got it?

または

You got it?

と言えば、「わかった?」と尋ねることになります。この場合は、Have you got it? の省略形ですね。
 

OKの語源

承諾を意味するOKという表現、この語源には諸説あります。たとえば、

1. ギリシャ語で"all good"を意味する olla kalla.
2. スコットランド語の och aye.
3. フィンランド語の oikea.
4. スペルを間違ってばかりいた第7代米大統領アンドリュー・ジャクソンが"all correct"と書こうとして、"ole kurrek"や"oll korrect"、”orl kerrect"と書き、これを略してOKと書いた。

など、そのほかにもさまざまな話があります。

そんな中で最も有力とされているのが、次のようなストーリーです。

OKという言葉が始めて印刷物に登場したのは1839年、ボストンの新聞モーニングポスト紙だとされています。そこでは、

o.k.--all correct--

というように、OKがall correctの略であるかのように書かれていました。当時はさまざまな言葉をその発音に沿って省略して書くことがはやっていて、たとえば、all rightを略してO.W (=Oll Wright)、one kind kiss before we part (別れる前にやさしいキスを)を略してO.K.K.B.W.Pと書くなど、新聞に略語を使う流行は当時のアメリカに広がっていったそうです。

しかしその流行が終わってもOKが生き残ったのは、次の理由によるものと言われています。

第8代米大統領マーティン・バン・ビュレンの支持者たちは、支持団体を作るにあたって、その名前を考えていました。そしてビュレンがニューヨーク州のKinderhook出身だったことから、古きKinderhook (Old Kinderhook)出身のビュレンのための団体ということで、O.K. Club という名前をつけました。これをきっかけに、OKという言葉が掛け声として人から人へ伝わり、やがて全国的に使われるようになったというわけです。

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