「貿易実務検定」必勝の勉強法はこれ!
ガイド:それではこのあたりで、かおるさんならではのお薦め「貿易実務検定」勉強法を、ぜひご紹介いただけますか?
かおるさん:
私は「貿易実務検定」以外に、TOEIC765点 日商簿記2級 秘書検定2級 カラーコーディネーター3級などを取得しているのですが、そうした経験を通じて実感したのは、資格取得のための勉強とは、
1、テキストを読む 2、過去問を解く 3、過去問で間違えたところを確認する 4、時間をおいて間違えた問題を再度解く
の繰り返しだということです。
ですので、実際の勉強法は他の資格試験とも重なる部分が多いのですが、「貿易実務検定」ならでは、と言う点では、以下のことが挙げられると思います。
【貿易の流れについて】
ただ単純に貿易用語を覚えるのではなく、物の流れとお金の流れを図で理解することが大事だと思います。
教科書にも図は載っていますが、一度自分で整理するために手書きすると良いと思います。教科書の図を見るだけより、自分の手を動かして書くと覚えるし、理解も早まると思います。(詳しくはこちらをどうぞ)
【貿易の一般知識について】
経済圏(NAFTA、ASEAN、EU、FTA)、輸出規制、輸入規制などは、過去問を解きながら覚えるのが良いと思います。特に条約名は、紛らわしいものが多いので、条約名とその内容をきっちり押える必要があります。
そういうときに、便利なのが、赤ペンと赤下敷きです。赤ペンで条約名や、経済圏を書いて、黒ペンで内容を書きその紙の上に赤下敷きを載せると赤ペンで書いた文字が消えます。消えた文字が何であるか、答えられるようになるまで繰り返し読みます。
これは、手軽に出来るので、隙間時間に勉強する時に適しています。通勤電車の中に紙と下敷きを持ち込んで勉強することも可能です。(詳しくはこちらをどうぞ)
【貿易英語について】
英語が得意なだけでは、ちょっと厳しいです。まず貿易英語の単語を覚えましょう。
C級に関して言えば、貿易英語の単語さえ分かれば、英語自体の難しさはそれほどではないと思います。
私は、英語自体はそれほど難しくなかったので、大丈夫だろうと思っていたら、貿易英語が分からず結構苦戦しました。
貿易英語は貿易実務の勉強の際に一緒に覚えるのが良いと思います。貿易実務のときに、なるべく貿易英語を使ってノートを取ったり、勉強すると良いと思います。
それから勉強法ではないですが、受検勉強攻略のための戦略を1つご紹介します。
貿易実務検定はC級の場合、貿易実務150点、貿易英語50点、計200点満点という配分で合格基準点が80%(160点)となっています。
もし英語に自信があるならば、多少貿易実務でスコアが低くても挽回できますし、逆に英語に自信がない場合は、貿易実務でスコアを挽回することも可能です。自分の得意な方で点数を確保するという戦略も必要かもしれません。
ガイド:
なるほどー。参考になります。
>>「貿易実務検定」ってホントに効果あり?かおるさんのケースを伺います。詳しくは次ページで。