独学に向く資格・向かない資格ってあるの?
こんな資格は独学に向く?向かない? |
ところで、色々な勉強法がある中で、特に「独学」にこだわっていらっしゃる理由を、ぜひ伺いたいのですが。
くらげさん:
独学だと、まず手軽です。時間もフルに有効活用できます。しかも低コストと、なにかと都合が付くのが独学です。無理がきくから、独学をしているわけです。急な仕事が入っても、スケジュールの調整さえつけば問題が無いのですから。
ガイド:
取得済みの資格の中で、どちらかというと独学向き、あるいは独学に不向き、という印象をお持ちのものなどはありますか?
くらげさん:
独学向き・不向きの資格は、試験の難易度によります。合格者数が制限された競争試験になると、過去問を超えた出題がされます。ですから、受験生はおのずから過去問を研究しなければなりません。しかし自分で過去問の研究するのは至難の技です。独学では時間も労力も不足します。ですから、専門学校等の研究機関があるのです。このような試験を受けるときは専門学校等の試験の研究成果を買うのが利口でしょう。わたしは買います。資格試験はまず、合格ありきの世界ですから、必要なモノは何だろうが買うべきです。
ガイド:
確かに、そうですね。
くらげさん:
逆に言えば競争試験でない資格なら、どれも独学が可能であるということです。実技試験があると言えどもビデオ教材をオークションで入手したり、良い基本書・わかりやすい一般の実務書を購入して足りない部分を補っていけば、ほとんどの資格は独学が可能だと思います。
「何が足りないのかしら?」「どうすれば、もっとうまくいかしらん?」
「もっとよい教材はござらんか?」といった工夫を凝らせるのが独学の真の魅力です。こればっかりは、通学・通信では味わえない魅力だと思います。
解き方や解法を「こうだ!!」と閃いたり、やさしい参考書を見つけたり教えてもらったりして「これだ!!」と感動すると、通常の3倍のやる気が出てしまうんです。このときばかりは、脳みそがフル回転しているのがわかりますね。
「我あやまてり、そして我見つけたり」アレコレの試行錯誤の果てに見つかる工夫の喜び。ですから、ついつい「独学」という方法にこだわってしまうんですねぇ。
ガイド:
うーん。独学って深い!(笑)。ここまででも独学の魅力は十分伝わってきたような気がしますが、くらげさんからご覧になった、独学のメリット・デメリットをズバリお答えいただけますか?
くらげさん:
独学のメリットは、自由度が高いことに尽きます。時間や場所の制限が最も少なく、またコストを低く抑えることが出来るのも魅力です。子守をしながらでもできるのが、独学なのです。デメリットについては、情報です。
ガイド:
独学というと、情報不足になりそうですよね?
くらげさん:
実は逆なのです。確かにかつては独学は情報が少なくて不利であると言われていました。しかし今や、あまりにも情報量が多すぎて、どうにもならないという感を受けています。
受験生という者は、どの情報に価値があって、どの情報に価値がないのか判断ができません。そして、情報集めの時間のリスクも大きいのです。「その時間、テキスト読んでりゃ、受かってた」てなもんですよ。
そもそも、情報とは人を左右させてなんぼのものです。精度と信頼性の高い情報を見抜いて同時に、意図的に情報量を制限していく必要があると思います。絞らないとなんにもならないのが、情報というものです。インターネットの罠に陥るな、とかつての自分に言ってやりたいものです(遠い目)
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