▼一歩ずつ夢に近づく
---それは、すごいですね。そのお仕事は、小松さんにとって、どのような魅力がありましたか?
小松 まず、自分の英語の総合力を基礎から見直せたこと。また、登録者の中には優秀な方がたくさんいますから、そういう方が翻訳した文章を自分の翻訳と見比べたり、先輩試験官の方からさまざまなアドバイスをいただいたり……。
直接、翻訳の仕事に結びつくことばかりではありませんが、英語に対する視野が広がりましたし、ますます勉強しようという気持ちになれたことは大きかったと思います。
---現在も、同じ派遣会社の内勤としてお仕事をされていらっしゃるとのことですが。
小松 はい。その後、スキルチェックの体制が変わったことなどもあり、一旦は仕事を中断したんですが、かつての実績を評価していただき、今度は本社での勤務となりました。
実はその頃、外資系の契約企業が増えてきて、英文での契約書作成や英語による文書の処理など、英語を使ったさまざまな業務が発生していたのですが、それをやってくれないか、ということだったんです。
仕事内容的には、以前やっていた試験官よりも、より翻訳の勉強が活かせるものです。ほとんどが、契約などが絡む公的な文書ですから、それなりの責任感、緊張感はありますが、それだけにやりがいも感じますね。
---翻訳の勉強も、続けていらっしゃるそうですね。
小松 1日40分から1時間は、必ず勉強するようにしています。今の仕事は、それなりに満足感もありますが、やはり最終的な目標は「翻訳」のプロになること。最近では、新人翻訳者対象のコンテストに入賞したり、少しずつですが成果が出てきていると思います。まだまだ勉強、いえ、一生勉強ですけどね(笑)
---本日は、ありがとうございました。翻訳者・小松さんのご活躍を楽しみにしていますね!
▼最後にひとこと
小松さんのお話で印象的だったのは、しっかりとした目標は持ちつつも、それだけに固執するのではなく、「英語」をキーワードにして、その時々に柔軟な仕事選びをしているということ、どんな仕事でも、そこから学ぼう、将来につなげよう、という姿勢です。
英語スキルの高さはもちろんのこと、こうした小松さんの姿勢も数々のチャンスを引き寄せる要因になったのではないでしょうか。
目標が見つかると、一足飛びにそこに到達したくなるものですが、小松さんのように、まずはできるところから始めて、一歩ずつ着実にステップアップしていくことは、『仕事に活かせる資格』を活用する上でも大切なポイント。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
=参考リンク=
[英語の学び方・活かし方]
ガイドの川本さんが紹介する「英語の学び方」は、とてもユニークで魅力的。私も大ファンのガイドサイトです。
[TOEIC・英語検定]
ガイドの中田さんは、なんとTOEIC満点!現在、大学院でコンピュータを使った外国語学習を研究中だそうです。
[ビジネス英語]
今日からでも、即仕事に活かせるビジネス英語の知識満載!竹村さんのガイドサイトです。
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