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実録!英語資格はこうして活かす

ビジネスパーソンに人気の「仕事に活かせる資格」英検やTOEIC。でも、本当のところはどうなのでしょう?英語資格を上手に活用してキャリアアップに成功した女性に、その秘訣と今後のキャリアビジョンを伺いました。

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

実録!英語資格はこうして活かす

『仕事に活かせる資格』8月の「あなたの一票・仕事に役立つ英語資格と言ったらどれ?」でも圧倒的な人気を誇った英検とTOEIC。では、実際に、こうした英語のスキルを活かして働くにはどうしたらいいのでしょう?

今回は、英検1級、TOEIC940点を活かして大手派遣会社内勤として仕事をしながら、翻訳者への夢に向けて、今なお前進中の小松浩子さんにお話を伺いました。

---まずは、これまでのキャリアについて伺えますか?

小松 新卒で証券会社に入社、後に外資系企業に転職し、人事部スタッフ、役員秘書を経験しました。勤めてちょうど5年、28歳の時。30歳が目前ということと、結婚を意識していた頃でもあったので、「いつかは好きな英語を活かした仕事をしたいけど、このままじゃダメだ。」と悶々としている状態でした。
英語を使った仕事の中でも、「一生スキルを伸ばせる」「社会で認めてもらえて、お金をもらえる」仕事は何だろうと考えて選んだのが「翻訳」。それで、「30歳になる前に勉強してみよう」と95年に退職し、通信教育で勉強する傍ら、英検1級、TOEIC940点を取得。その後、派遣会社に登録をしたんです。

勉強と仕事の両立を派遣という働き方で実現

---派遣を選ばれたのには、どんな理由があったのでしょう。

小松 会社を退職した最大の理由は、忙しくて勉強に身が入らなかったことです。かといって無職の状態が続けば、いざ仕事をしよう、となっても復帰は難しいと思いました。そこで、ある程度時間をコントロールできる働き方ということで派遣を選んだんです。
結果的には96年に結婚が決まり、少し時間を短縮して働く必要も出てきたので、今思うと良い選択だったと思います。
でも、やはり結婚のために派遣の道を選んだというよりは、やりたいことのための勉強と仕事とのバランスがうまく取れる働き方が、たまたま派遣だったという感じですね。結局、この派遣登録が、私にとって大きな転機になりました。

---大きな転機というと?

小松 始めの頃は、これまでの経験を活かせる秘書的業務や事務スタッフとしての仕事が多かったんですが、翻訳の勉強をしていることと、派遣登録のときに行ったスキルチェックの点数、それから英検とTOEICが評価されて、登録していた派遣会社の内勤として、登録希望者のスキルチェックの試験官に抜擢されたんです。

→小松さんの「英語を活用した」キャリアアップはまだまだ続きます。
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