韓国にも梅雨はある!韓国の梅雨入り時期と過ごし方
韓国の梅雨
韓国の梅雨入り、期間はいつ?日本と同じ?
韓国の梅雨は7月がメイン。この時期の韓国旅行は折りたたみ傘を忘れずに
日本の本州の梅雨入りは、昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信)によると、梅雨入りは平年6月8日頃、梅雨明けは7月21日頃ですが、韓国の梅雨入りは日本より遅く、平年6月下旬から7月下旬です。
日本で「梅雨」というと、「6月」というイメージがありますが、韓国は「7月」というイメージです。6月下旬から7月下旬にかけて韓国旅行に行かれる方は、日本気象協会tenki.jp(韓国)などをチェックし、折りたたみ傘を持って行きましょう。
気温と湿気は日本と変わらないかやや下がるイメージですが、日によってばらつきがありますので、暑さにも肌寒さにも対応できる服装を考慮したほうが良いでしょう。また、雨の中を歩くことも想定した靴をお忘れなく。
韓国の梅雨の風景
韓国の人々は、折りたたみ傘をメインで使います |
また、ソウルの街を旅していて、「都会の割に坂が多いなあ……」と思ったことはありませんか?そう、韓国は起伏が激しいので、水害も少なくありません。道路に雨水が溢れてしまい、通行者がショートパンツと素足にサンダルという出で立ちで、その中をジャブジャブ歩く姿を見かけたこともあります。
また、韓国の人々は、「折りたたみ傘」をメインで使う人が多いです。日本では、折りたたみではない普通の傘をメインで使い、折りたたみ傘を補助的なものとして持つ人がほとんどですが、韓国の人々はそうではありません。日本の折りたたみ傘より一回り大きめのものを鞄の中に入れ、持ち歩いています。どうやら荷物になってしまう普通の傘を「うっとうしい」と思うようですね。
6月下旬から7月下旬に韓国に行かれる方は、「접는 우산(チョムヌン ウサン)」をお忘れなく!「折りたたみ傘」=「접는 우산(チョムヌン ウサン)」
梅雨にまつわる韓国語・ホテルで傘を借りたいときに便利な韓国語
「梅雨」にまつわる韓国語を学んでみましょう。「梅雨」=「장마(チャンマ)」
これに「節、季節」という意味の「철(チョル)」を付けると、
という意味になります。「梅雨時」=「장마철(チャンマチョル)」
梅雨にたくさん降るものといえば、言わずもがな「雨」ですね。
韓国や日本で大人気の「ピ」という韓国人男性歌手がいますが、この言葉からきています。「ピ」だけだと、日本では少しピンときませんよね。なので、彼は「ピ-Rain」という名前で日本のマーケットに登場しました。「雨」=「비(ピ)」
「雨が降る」=「비가 내리다(ピガ ネリダ)」
「雨が降っています」=「비가 내려요.(ピガ ネリョヨ)」
次に、天気を知ることができるもの、そう、「天気予報」ですね。
「天気予報」=「일기예보(イルギイェボ)」
「天気」=「날씨(ナルシ)」
「天気が良いです」=「날씨가 좋아요.(ナルシガ チョアヨ)」
「天気が良くありません」=「날씨가 안 좋아요.(ナルシガ アン チョアヨ)」
では次に、梅雨どきに必要不可欠なもの、そう、「傘」ですね。
韓国のホテルでは、傘を貸してくれるところも多いので、もし旅先で雨に降られてしまったらホテルのフロントやベルボーイに、「傘」=「우산(ウサン)」
と言って、貸してもらいましょう。韓国人は、雨の日や暑い日にはこれを食べる!「傘を貸してください」=「우산을 빌려 주세요.(ウサヌル ピルリョジュセヨ)」
韓国人は、雨の日、暑い日にこれを食べる!
韓国人は、「雨が降ると、マッコリを飲みながらチヂミを食べたくなる」と言います。どうしてそうなったのかは諸説あるようですが、雨が降ると仲間を誘い、伝統式居酒屋などに繰り出して、マッコリとチヂミを食す韓国人が少なくないのです。「マッコリ/どぶろく、濁り酒」=막걸리(マッコルリ)
言ってみれば「雨だから」は’言いわけ’で、ジメジメとうっとうしく気分が沈みがちな雨の日に、田舎風のアットホームな雰囲気のお店で、温かなチヂミをほおばりながらマッコリを飲み、仲間と語り合いたいのでしょう。そんな韓国人気質から、このちょっとした文化・習慣が根付いたのかな、と想像します。
それから、この季節の韓国食文化に、「伏日(복날/ポンナル)」があります。これは日本の「土用の日」のような日で、韓国では、参鶏湯(サムゲタン)など、夏バテ防止の滋養食を食す日です。
- 初伏(초복/チョボッ)
- 中伏(중복/チュンボッ)
- 末伏(말복/マルボッ)
この三伏は、韓国の参鶏湯人気店は大行列! 列を作るのが嫌いな韓国人も、この日ばかりは健康のために、力の付く美味しいものを食べたいのでしょう。韓国人の健康や美味しいものへのこだわりが感じられますね。
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