ケース6「個人情報保護士認定試験」と「個人情報保護管理士認定試験」

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昨今、多方面でいろいろと騒がれている、個人情報に関する資格試験ですね。「全日本情報学習振興協会」が認定する「個人情報保護士認定試験」と、「インターナショナルテストセンター・コンソーシアム」が認定する「個人情報保護管理士認定試験」。いやー、本当に名称がよく似てますな。

試験内容もほぼ同じような分野をカバーしていて、主として「個人情報保護法に関する知識」や「情報セキュリティに関する知識」について問う試験です。「個人情報保護士認定試験」は「個人情報保護管理士認定試験」と比較して、「課題I」「課題II」の2科目に分かれている、受験料がやや高い、問題のボリュームが多い、合格基準がやや厳しいといった違いはあるものの、必ずしも十分に差別化が図られているとはいえない状況です。

なお、他にも個人情報保護法がらみの資格・検定試験はけっこういろいろと存在してまして、例えば「個人情報保護士認定試験」を実施している上述の「全日本情報学習振興協会」は、この試験とは別個に「個人情報保護法検定」というのも実施しています。

また、前のページでご紹介した「日本コンプライアンス・オフィサー協会」は「個人情報保護オフィサー認定試験」を実施している一方で、「金融業務能力検定」の科目の中には「個人情報保護オフィサー」というのもあり、ここでもしっかり競合が発生してしまっています。なんだかすごいカオスだなあ……。

あとがき

いかがでしたか。2ページめでも書きましたが、資格というのはまさに「世相を映す鏡」。世間で話題になったことやブームになったことに関する検定試験がどんどん新しくできてきちゃうのが世の常なので、時には今回ご紹介したケースのような「そっくりさん資格」が並立してしまうことも少なからず……。資格・検定に貴賎はありませんが、一字の違いがトラブルの元になることもありえますので、資格の名称にはちょっと敏感になっておくのもいいかもね! たぶんまた続編を書きますので、乞うご期待。


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