ケース5「コンプライアンス・オフィサー認定試験」と「認定コンプライアンス・オフィサー試験(CCO)」と「金融業務検定」の「コンプライアンス・オフィサー」科目

認定コンプライアンス・オフィサー試験(CCO)公式サイト
コンプラ検定が3つもあるんすか?
なんだかさらにひどいことになってます。「日本コンプライアンス・オフィサー協会」が認定する「コンプライアンス・オフィサー認定試験」、「コンプライアンス・オフィサー認定機構」が認定する「認定コンプライアンス・オフィサー試験(CCO)」という非常にまぎらわしい2資格に加え、「金融財政事情研究会」実施の「金融業務能力検定」の中の1科目として存在している「コンプライアンス・オフィサー」。相当かぶってますな。

昨今の大企業の不正会計や偽装問題等を受けて、コンプライアンスについては最近またよく話題にあがるようになってきた感がありますが、そもそもこの「コンプライアンス」というフレーズ、各種メディアでよく言われるようになったのって、もうけっこう前の話ですよね。そんなタイミングで出てきたこれらの3資格、いずれもそれなりの歴史というか由緒を持っており、近年の資格ブームのさなかに出てきた新資格とは、やや一線を画した印象を受けます。

で、これら3資格、名称はとても似ていますが、試験の中身はそれぞれで相当に異なっています。最も初心者向けと思われる「金融業務能力検定 コンプライアンス・オフィサー」は四肢択一式のマークシート試験。「銀行コース」「生命保険コース」「消費者金融コース」「クレジット会社コース」の4コースから選択して受験でき、金融業界のかた向けの内容となっています。

「コンプライアンス・オフィサー認定試験」は、実は「金融コンプライアンス・オフィサー2級/1級」「保険コンプライアンス・オフィサー2級」と試験区分が分かれてまして、1級試験では事例問題(記述式)の出題も。こちらも金融系寄りですね。

「認定コンプライアンス・オフィサー試験(CCO)」は、「企業経営と企業倫理」「コーポレート・ガバナンスと内部統制」「企業法務・コンプライアンスの基礎」の3科目からなる試験で、全ての科目に合格することで認定されます。択一式に加えて記述式の問題も出題され、かなり総合的なコンプライアンス知識が問われる内容となっていますね。

まとめると、一口に「コンプライアンス」といっても相当に幅広い内容を含むため、似たような名称の資格でも中身にはかなり差があることもあるようです。これら以外にも、「コンプライアンス」の名を冠した資格は、「ビジネスコンプライアンス検定」や「独立プロフェッショナル・コンプライアンス資格(CCIP)」など、けっこういろいろと存在してますからねえ。


資格は世相を映す鏡ということで、世間の注目が高いモノやコトについては、それに関連した資格・検定が次々に出てきたりすることが多いです。次のページでご紹介するのもそんな例ですね。