◆ 参考書の選び方
テキスト調達は行政機関でというユニークな方法を提唱されているのが、合格超特急の管理者。社労士試験の解説書は社会保険事務所などで無料え配布されているとのこと。法律関係の資格ならではの方法と言えるでしょう。
参考書一冊、問題集一冊という原則を提唱されているのが目指せ資格ゲッターの管理者。沢山買っても全部を読むことなど出来ないというのですが、確かにそうですよね。参考書は、一冊で全ての項目を網羅しているもので、電車の中でも読めるくらいのサイズのもの。問題集はとにかく問題数の多いものという基準で選んでおられるとのことです。
私自身は、お恥ずかしながら、沢山買ってはその中の一冊か二冊しか使わず、残りは無駄にしてしまう方です。
◆ 計画の立て方
勉強の計画つくりは、重要なことなのですが、そのノウハウは至って簡単です。「出来ない計画は立てないこと」これに尽きると言っても良いでしょう。無理目の資格に挑戦するのは良いとしても自分の持っている時間を越えるような勉強量を想定しても仕方がありません。特に、忙しいサラリーマンの勉強時間は往復の電車の中も含めたとしてもたかが知れています。トータルな勉強時間をまず見極めて、それを一日の勉強可能な時間で割れば、おおよその日数がわかるでしょう。試験日から逆算すれば勉強開始の時期も特定できます。
「通学か独学か?」の章にも書きましたが、資格関連の専門学校に通うと、学校側は資格取得に至るまでのカリキュラムを持っていますから、これを使って効率的に教えてくれます。これならお任せでも安心ではあります。(お金はかかりますが)
◆ 勉強法
【変化があったポイントに注意する】
これは、特に法律関係の資格にいえるのですが、前年度に改正されたばかりの法律があった場合、該当箇所に関連する問題が必ずと言ってよいくらい出題されます。法律関係の資格でなくても、例えば情報処理関係の試験でも日進月歩の技術を常に追いかけていないと、前年に突然伸びた技術などが出題の対象になったりします。
法改正が多い場合は、重要なところだけ勉強すべき(「合格超特急」より)です。
【サブノートは作るべきか?】
これも意見が分かれるところですが、6対4くらいの割合で、不要という意見が多いようです。理由は、「そんなもの作っている暇は無いはず」というものです。重要事項をノートにまとめて、後でそれを参照するという勉強方法は一見効果的ですが、確かにそれには時間がかかります。そんな暇があったら5回でも10回でも読んだほうがまし(「資格ゲッター」より)という意見に私も賛成です。
補足すべきことがあれば、教本の欄外に書き込んでおきます。ただし、独自のノウハウや、どうしても覚えたい単語などが出てきた場合は、ノートにきれいに書いてそれを集めたものを何度も読み返したりはしました。ようするに、あまりノートには凝らずに、ひたすら覚えるなり読むなりした方がよいということです。
サブノートの代わりに、暗記カードを作れというのが法律家ゴマ氏。ゴマ氏は自分の司法試験関係お勉強サイトで、その合格ノウハウを公開されています。彼は、読むだけでは暗記は無理というタイプで、サブノートよりも暗記カードが自分に向いているからそれを作って勉強したとのこと。
どうもサブノートの要・不要は、必要となる勉強量によっても異なるようです。司法試験のような大量の暗記を必要とするような勉強においては、必要となることが多いということではないでしょうか?
参考記事 「資格取得のための効果的勉強法」 2001.12.02