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エアガン発射事件多発どんな罪になる?(3ページ目)

たびたび報道される「エアガン」発射事件。そもそもエアガンとは? そして、エアガンを人や車に向かって撃つことはどんな罪になるのでしょうか?

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

エアガンから目を守れ

タバコと直径6ミリのBB弾
タバコと直径6ミリのBB弾
「サバイバルゲーム」においては、安全を守るためのきちんとしたルールがあります。ゲームをするフィールドの近くには土地所有者から許可を得ている旨や、事故が起きないように外部の人たちに注意を促すお知らせを掲示します。

サバイバルゲームは遊び、スポーツであることを明確にするため、ゲーム前には弾速チェックすなわち弾の速さを調べるなどします。また、ゲームをする際には目を保護するためのゴーグルを使いますが、目の部分だけでなく顔面を保護するためのフルフェイスタイプのものもあります。

エアガンからの距離にもよりますが、たとえごく軽量とはいえ、秒速60~80~100メートル(エアガンの種類により異なる)で飛ぶプラスチックの弾が人の顔などの露出した部分などに当たれば痛みはもちろんのこと、皮膚に赤く痕が残ることがあります。また、とくに目に当たると重大な事故にもなりかねません。

車の窓をチェックしよう

道路を歩行中は前方から来る車に対して、車内に不審な動きがないか注意して見ることができることが望ましいでしょう。後方から追い越す車も車内から狙ってくるかもしれません。

車内からエアガンを発射されるには、「車の窓が開いている」ことが条件になります。そのため、接近する車の窓が開いているかどうかを気にするようにできるといいでしょう。危険を察知したら、体をそむけるようにして、特に目、顔面をいちはやくそむけて、カバンなどを持っていれば「盾~たて」にするように顔の前に持つといいでしょう。

もっとも、日常的にはそんなにうまく防御することは困難だろうと思われます。ただ、車の通るそばを歩いている以上はそうした危険性もあると認識して、場合によっては建物からの発射にも警戒しましょう。エアガン発射事件は同じ地域で続くことがありますので、事件が起きた地域では、普段より車や周囲をよく見るようにして歩行しましょう。

なお、改造エアガンなどで車や建物が撃たれて、ガラスが割れたり車や建物の一部が損傷することは先に述べたように「器物損壊」です。また、エアガンで撃たれたときに、衣服の上に当たって怪我をしなかったとしても、それは「暴行」です(怪我をしたら傷害)。周辺を良く見回してBB弾が落ちていないか確かめましょう。弾が見つからないとしてもエアガンで撃たれたと思われる場合、明らかに被害を受けた場合は、すみやかに警察署に届け出ることです。

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