防犯/防犯関連情報

国民生活センター相談調査部におたずねしました。 最新・携帯電話トラブル相談事情(4ページ目)

最新の「携帯電話」トラブルに関する相談事情を、国民生活センター相談調査部の方にお話を伺いました。「クローン携帯」についてや、被害を未然に防ぐポイントなど、お役立ち情報をチェック!

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

トラブルを防ぐポイント

国民生活センター
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――それは業者側のことになりますからね。では、そうやって一カ所でそういうトラブルが起きた人に、色々な知らないところから請求が来た、というようなケースはないでしょうか?


それはないですね。ただ、「出会い系」とかで、無料だと思って登録したところ、その姉妹サイトというか、提携サイトみたいなところにも同時に登録になっていて、そちらの提携サイトが有料だったというケースはあります。

利用規約を読むと、そういうことは書いてあるんですが、見ていない方が多いので、自分は無料サイトしか使っていないのに、有料の請求が来たというようなケースはあります。



――それももちろん、無視していいんですよね。それから、携帯電話でそういう請求を受けた方が、自宅にまで請求に来られたというようなケースはありますか?


それはありません。


――携帯電話のトラブルは、電話の世界で終わっているということですね。従来は何らかの名簿・リストを元に、ハガキや封書による請求が多かったようですが、最近はいかがでしょうか? いまだにありますか?


今でもあります。ただ、携帯電話に比べるとだいぶ減ってきてはいると思います。やはり内容は「電子利用料金未納」といったものがほとんどです。


――携帯電話がこれだけ普及したことが一番の原因なのでしょうか。それから、さきほど男性の相談者が多いというお話でしたが、年代はいかがでしょうか。


年代はもう本当にバラバラです。やはり20代、30代、40代が多いですね。携帯ではなくパソコンでのケースでしたが、中には60代後半の方もいらっしゃいました。


――これはもう、男性はどの年代の方も皆さん、よく考えないとダメですね。私のオールアバウト「防犯」サイトでは、個人的な相談は受け付けていないのですが、それでもたまに相談メールが来るんですね。年代は「11~20」となっているんだけれども、どうも文章のつたなさから見ると、中学生か、下手すると小学生かもしれないな、ということもあります。「どうしたらいいんでしょうか、助けて下さい!」って、悲痛なものもあったりします。


親にも相談できないですものね。


――なんだか、男って、いくつであっても…と思ってしまいますよねぇ(笑)。結局、そういう点を突くわけですからね、こういう商売は。それでは最後に、携帯電話のトラブルを防ぐポイントを教えて下さい。


やたらにクリックしないこと、アクセスしないこと、請求があっても無視すること、ですね。情報の流出についてはそれほど怯えることはないということです。電話番号がわかったとしても関係ないです。もし、電話で「支払え」と請求が来た場合、こちらの情報を話してしまうことになりかねないので、長く話をしないで切ってしまうことですね。自分からは情報を漏らさない心構えが必要です。


――今日はためになるお話を色々とありがとうございました。

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