防犯/防犯関連情報

大切なものをひつじにかけた防犯の基本的心構え ひつじ年防犯大作戦!

詐欺に空き巣狙い、ATM現金盗難事件、車の盗難。世の中は犯罪だらけ。被害を未然に防ぐ、知的護身術を徹底マスターしましょう。防犯の基本的心構えをお知らせします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

2003年はどんな年になるでしょうか? ひつじ年ということで、
「羊を亡(うしな)いて牢(ろう)を補(おぎな)う」
被害に遭ってから対策をする…つまり物事を始めるのが遅い、手遅れだということ。そんなことにならないように、被害を未然に防いで、自分と家族を守りましょう!

何が起こるかわからないのが現実ですが、せめて自分や身近な人にだけは悲しいことが起こらないように努めたいもの。性別や年齢、職種など条件によって「起こりうる被害」はある程度予測できるものです。

被害事例について知っておけば、対策を立てることができます。自分と似たような条件の人に起こった事件は、自分にも起こりうる、と考えて「自分は被害に遭わない」ように、「家族は被害に遭うことがない」ようにしっかりと自己防衛の意識を持って、無事に一年を乗り切りましょう。大切なものをひつじに見立てて、基本的な考え方をお知らせします。


子羊(子ども)を守れ!

少子化の昨今、子どもは夫婦一組にひとりか、せいぜい二人。考えたくはないものの、もし、万が一、その子に何かあったとき、どうしたらいいのでしょう? というより、何かあったときには、遅いのです。

子どもはその小さきがゆえに、襲撃の対象にされてしまうことがあるのです。2001年6月8日大阪教育大付属池田小で起きた、8人の子どもたちが犠牲になった児童殺傷事件における犯人が、「子どもなら襲いやすい」「必ず殺せると思った」などと供述していたことを、ご記憶の方も多いでしょう。

誘拐するにしても、体の小さい子どもなら、それこそヒョイと抱えるだけで車に連れ込まれてしまいます。性被害を受けるのも抵抗できない、抵抗しても押さえつけられてしまうから…という物理的な事実の前に、子どもはあまりにも無力です。

子どもをどう守るか? 子どもに起こりうる被害を親子で知って、対策を考えておくしかありません。恐いこと、イヤなことなどは考えたくはないものです。しかし、「知っておくこと」は「知らない」より強いのです。

大人でも、予期すらしていなかったことに対しては、呆然として対処できないことがあるものです。「防災訓練」をするように、「防犯訓練」をしましょう。シミュレーションをしておくことが、万が一の際に、助かる確率を高くするのです。

関連ガイド記事
ウチの子を守るのは親
学校は死角い建物!
子どもの目線になって注意しよう
サマンサちゃんは帰らない…
道を尋ねる大人は危ない!?

おすすめリンク集
子供の防犯
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます