女性の薄毛・抜け毛/頭皮ケア・顔ヨガのススメ

オイリーORドライ?頭皮状態、気にしてる?(2ページ目)

頭皮も顔と一枚肌でつながっていますから、オイリーになったり、乾燥したりします。しかし、頭皮の状態については、顔ほど気にしていないのでは。今回は、オイリー頭皮・ドライ頭皮への対処法をご紹介します。

執筆者:All About 編集部

季節の変化、年齢によって左右される頭皮の状態

頭皮が顔の肌と同じということは、四季の気温変化の影響を受けやすいということ。春から夏にかけては、気温の上昇とともに新陳代謝が活発になり、皮脂腺が開き、皮脂が分泌されやすくなります。オイリー頭皮になりやすい季節といえます。

ドライ頭皮への対処法

オイリー頭皮・ドライ頭皮
頭皮の乾燥がひどい場合は、顔につける乳液などをつけてもOK
逆に、秋から冬にかけては気温が上がらないため、新陳代謝が悪く、皮脂の流動性が低下し、「ドライ頭皮」になりやすい季節です。シャンプー後、1時間経過しても皮脂が指に付かないようであれば、「ドライ頭皮」といえます。

ドライ頭皮になると、フケなどが固い塊となった「角栓様物質(かくせんようぶっしつ)」が増えて、毛穴をふさいでしまうことも。角栓様物質が毛穴につまると、毛穴の内部にどんどん皮脂がたまり、炎症など頭皮トラブルの原因となってしまいます。

また、頭皮が乾燥した状態になることで、かゆみを伴うようになります。頭皮を掻いて傷がつくと炎症が進行しますので、ツメを立てて掻かないように気を付けましょう。マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーで、マッサージするように頭皮を洗い、清潔に保ちましょう。とはいえ、くれぐれもシャンプーのし過ぎは厳禁。シャンプーを使うのは1日1回にとどめましょう。1日おきに、シャンプーを使わずにお湯でよく洗い流すだけでも問題ありません。

頭皮の乾燥がひどいようならば、顔につける乳液などを頭皮につけてもOK。外側から脂分を補ってあげるとよいでしょう。ただし、つけすぎると毛穴がつまって逆効果ですので、適量を守ってください。

ドライ頭皮の方は、血流を良くするような温かい鍋ものなどのメニューを積極的に食べるようにし、少量のアルコールを摂取しても良いでしょう。

年齢を重ねると皮脂量は減少!

また、皮脂の分泌は、年齢によっても左右されます。皮脂量は25歳ぐらいをピークに、その後は減少の一途をたどります。40歳の「脂性肌」は、25歳の「乾燥肌」に相当する皮脂量ということになります。皮脂量、水分量ともに減少する年齢になったら、それを補う化粧水、乳液に替える必要がありそうです。
オイリー頭皮・ドライ頭皮
水色のラインは水分量、その他のラインは皮脂量

シャンプーやコンディショナー、トリートメントなども、頭皮の状態、季節や年齢に応じて替えてあげても良いかもしれません。乾燥する冬に向けて、頭皮にマイルドなアミノ酸系シャンプーに替えてあげるのがおすすめです。頭皮をケアする「ヘッドスパ」など、プロの施術を受けてみるのも良いかもしれませんね。

頭皮の血流を良くする、顔ヨガ・頭皮マッサージなどもぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。血流が良くなると頭皮の状態が安定し、適度な皮脂が出るようになります。

頭皮は、健康な髪を生みだす大切な「土壌」。顔と同様、頭皮の状態にも注意をはらっていただきたいな、と思います。

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