無添加シャンプーとは
安心・安全なイメージのシャンプー。一体、何が違う?
近年、「無添加」と表記されたシャンプーを目にすることが多くなってきました。「無添加」という言葉を聞くと、「身体に害がなさそう」「安心・安全」いうイメージを抱く方が多いことと思います。では一体、何が入っていないのでしょうか? 今回は、無添加シャンプーなど「身体に良いイメージ」のあるシャンプーについて考えてみたいと思います。

無添加とは「表示指定成分」が入ってないこと

無添加シャンプーとは、そのほとんどが「表示指定成分が入っていないシャンプー」のことを指します。表示指定成分とは、化粧品(シャンプーも含む)の場合、昭和40年代に厚生省(現在は厚生労働省)が指定した約100種類の成分のことを指します。「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある成分」として、表示が義務付けられています。(※)
※注:2001年の薬事法改正により、化粧品は全成分を表示することになり、表示指定成分はもちろん、それ以外の成分も記載されるようになっています。

とはいえ、そのほとんどは約40年も前に指定されたもの。現在では、化粧品原料の製造精製技術が向上しているため、症状はほとんど出ないとされています。また、現在皆さんが使用している化粧品やシャンプーなどに配合されている化学成分は約3,000~4,000種類にもなっており、どんどん新しい成分が作られています。

本来、指定成分を表示する目的は、「アレルギー性のある成分」がその製品に入っているかどうか、消費者に情報提供することでした。しかし、徐々にそれが「表示指定成分を含まない製品=安全な製品」という認識に置き換わってしまったと考えられます。

「無添加」と表示する規定はない

実は、「無添加シャンプー」と表示してよい規準や定義は決められていません。表示指定成分以外のものも「無添加」とするシャンプーもあり、何が無添加なのかは製品ごとに異なります。パッケージや説明書に書かれている成分や説明をよく読んで、消費者自身が判断しなければなりません。

使い方を誤ると、思わぬ皮膚トラブル・頭皮トラブルが起きる場合もあります。その大きな原因のひとつが、防腐剤が入っているか、いないかということ。防腐剤が入っていない無添加シャンプーの場合、冷蔵庫で保存するよう指定されているものがあります。その注意書きを見逃して浴室に置いたままにしておくと、雑菌が繁殖しやすく、知らずに使ってしまうと頭皮トラブルを起こすケースもあります。それぞれの製品に書かれた注意書きを良く読んで、誤った使い方をしないように気をつけてください。