オイリー頭皮・ドライ頭皮
肌が乾燥する冬。顔は気にするけれど、頭皮はあまり気にしない……?
「オイリースキン」「ドライスキン」とは、顔の肌の状態を示す言葉。頭皮も顔と一枚肌でつながっていますから、オイリーになったり、乾燥したりします。しかし、頭皮の状態については、顔ほど気にしていないのではないでしょうか。今回は、「オイリー頭皮」「ドライ頭皮」への対処法をご紹介します。

オイリー頭皮の原因と対処法

頭皮は顔と比べると、皮脂腺・汗腺が多く、毛穴が接近しています。そのため、皮脂量が顔よりも多くなりがち。顔がオイリーな方は、頭皮もオイリーである可能性が高いでしょう。シャンプーしてから10分後、頭皮を軽く押してみて指に皮脂がつくようであれば、皮脂の分泌が過剰な「オイリー頭皮」といえます。

オイリー頭皮になると、吹き出物やしっしんが出やすく、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。皮脂と汗が混ざって大きな脂性のフケが出るようになります。

皮脂量が増加するのは、以下のような原因が考えられます。

シティスキン症候群

都会はコンクリートに覆われており、化学物質や花粉、粉塵などの不純物が浮遊しています。それらを口や鼻から吸い混んでしまうと、身体の抵抗力が衰え、機能がアンバランスになってしまうため、皮脂の分泌も異常になります。皮脂の分泌が多くなるとオイリー頭皮に、少ないとドライ頭皮になります。花粉が飛散する季節はマスクをするなど、不純物を体内に取り込まないような対処が必要です。

シャンプーのし過ぎ

1日に何度もシャンプーしたり、洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったりすると、頭皮が必要とする皮脂が取り除かれてしまい、それを補おうとして、過剰に皮脂を出してしまうケースがあります。きれいに保つことはもちろん必要ですが、洗いすぎはNGです。

同時に、コンディショナー、トリートメントなどが頭皮に残り、毛穴などをふさがないように注意してください。洗い流さないトリートメントを、頭皮にはつけないよう毛先だけにつけるのがおすすめです。

薬によるもの

副腎皮質ホルモンが入った軟膏やクリームなどを長期に渡って使用することにより、皮脂が異常に分泌されるようになります。頭皮ではなく、身体の一部に使用することにより、体内に副腎皮質ホルモンが吸収され、血液に運ばれて全身を巡り、皮脂腺に働きかけて、皮脂が分泌されることがあります。昔、処方された軟膏や、「かゆみに効くから」と他人にもらったクリームなどに入っている場合がありますので、注意が必要です。

食べ物によるもの

糖分が多い食品を食べると、皮脂が多く分泌されてしまいます。糖分は脂肪に変わり、体内に蓄積されるため、ケーキやチョコレートなど、甘い物を食べたあとにニキビが出やすい方は、過剰に皮脂が分泌されてしまう体質といえます。お菓子よりもヘルシーなイメージがある果物類ですが、意外に糖分が多く、皮脂分泌量が増加する原因になることがあります。摂取量には気を付けましょう。

ちなみに、肉類やラーメンなど脂が多い食品を摂った後、「脂が顔に浮き出てくる」と思われていますが、脂分は顔や頭皮に出てくることはなく、皮脂の分泌とは関係ないようです。

生活習慣によるもの

睡眠不足や偏った食事など、生活習慣の乱れにより、皮脂の分泌が異常になる場合もあります。現代社会では、「リズムの整った生活を」と言ってもなかなか難しいとは思いますが、なるべく近づけるように努力してみてください。

病気によるもの

脂漏性皮膚炎など頭皮の病気によって、皮脂が過剰に出てしまうことも。脂性のフケが増えたり、かゆみがひどくなったりという症状が出たら、ただちに皮膚科へかかりましょう。放っておくと、抜け毛・薄毛につながってしまいます