パーマが頭皮に与えるダメージとは?

パーマは髪だけでなく、頭皮にもダメージを与えます

パーマは髪だけでなく、頭皮にもダメージを与えます

ボリュームアップを目指してパーマをかけたり、クセ毛が気になってストレートパーマをかけたり。女性にとってパーマは、気軽に印象を変えることができる“ファッションアイテムのひとつ”という認識ではないでしょうか。

以前の記事「カラー・パーマが髪に与えるダメージとは?」では、パーマが髪に与えるダメージについてお話しましたが、今回はパーマが頭皮に与えるダメージについてお話します。頭皮のダメージは、薄毛・抜け毛につながります。パーマをかけた前後に行いたい、頭皮ケアについても紹介します。

まずは、パーマがどうして頭皮にダメージを与えるのか、そのメカニズムについておさらいしてみましょう。

パーマの種類について

パーマの種類には、使用するパーマ液で違う「2浴式」と「1浴式」、そしてパーマ液の使用方法で違う「コールド式」と「加温式」があります。

まずは、使用するパーマ液の「種類」の話から。一般的なパーマの方法は「2浴式」で、1液と2液、2種類のパーマ液を使用します。1液はチオグリコール酸アンモニウム塩などのアルカリ性、2液は臭素酸ナトリウムや臭素酸カリウムなど酸性の溶液が使われます。毛髪の内部のコルテックス(毛皮質=長い繊維状のタンパク質)が束になったシスティン結合を、1液で切断し、2液で再び結合させます。システィン結合を切断してずらして結合させることで、髪にウェーブを作ったり、ストレートにしたりします。

1液はアルカリ性が強い(ph9~9.5)ため、2液よりも頭皮トラブルのもとになりやすく、頭皮がぴりぴりするなどの接触性皮膚炎や、かぶれ・かゆみ・赤みなどのアレルギー反応などを引き起こします。特にアレルギー反応は、これまでは何ともなかったのに、ある日突然出るので注意が必要です。パーマにおいてパッチテストは義務づけられていませんが、気になることがあれば、美容師に依頼するとよいでしょう。

もう一方の1浴式は、チオグリコール酸の濃度を低くし、2液を使わないで、空気中や水中の酸素で中和させるという方法です。アルカリ性の濃度が低くてすむため、頭皮への刺激が弱いといえます。

1浴式には、チオグリコール酸の代わりにシスティンを使う、「システィンパーマ」もあります。髪の内部と同じシスティンを使うため、チオグリコール酸を使う1浴式よりも、頭皮と髪にやさしいのが特長です。

ただし、1浴式はパーマのかかり方が弱いので、一般的ではありません。ヘアケア・頭皮ケアにこだわるサロンなどで使われているようです。

次に、パーマ液を使用する「方法」のお話。2浴式、1浴式には、それぞれ「コールド式」「加温式」があります。文字通り、コールド式は熱を加えない方法、加温式は60℃以下の熱を加える方法です。熱を加えることでパーマの効果が高まるため、加温式の方が、頭皮にパーマ液がついている時間が短くてすむことになります。

つまり、2浴式よりも1浴式の方が、コールド式よりも加温式の方が、頭皮に与える悪影響は少ない、というわけです。

もちろん、頭皮のためにはパーマをかけないのがベスト、であることは確かです。しかし、多くの女性が「ヘアスタイルを変えたい」「ストレートヘアになりたい」「ボリュームアップしたい」という願いを持っていることもまた事実。少しでも頭皮の負担を軽減できる、パーマ前後の頭皮ケアについて紹介します。次ページへ