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髪の毛のコシを取り戻す方法とは? 女性の髪やせの原因を探る

「髪にコシやハリがなくなってしまって、ヘアスタイルが決まらない」……こんな悩みを持つ女性は多いようです。今回は、髪の毛のコシを取り戻すためのヘアケアについてご紹介します。「髪が細いから……」とあきらめないで、ヘアケアや生活習慣を見直してみましょう。

執筆者:All About 編集部

女性の髪の毛のコシを取り戻す方法とは?

女性の髪の毛のコシを取り戻す方法とは

女性の髪の毛のコシを取り戻す方法とは

<目次>
 
髪のコシ・ハリ
髪のコシ・ハリがなくなると、髪はボリュームダウン。対処しなければ、薄毛につながってしまうことも!

女性の髪の毛のコシを取り戻す方法とは?

「髪にコシやハリがなくなってしまって、ヘアスタイルが決まらない」──こんな悩みを持つ女性は多いようです。この「髪にコシ・ハリがある」とは一体どういうことなのでしょうか。今回は、髪のコシ・ハリを取り戻すためのヘアケアについてご紹介します。
 

コシ・ハリがある髪とは

「コシ・ハリがない髪」と聞いて、どんな髪を思い浮かべるでしょうか。多くの方は、「細い」「やわらかい」「ネコっ毛」といった髪の毛を想像されることと思います。確かに、細くてやわらかい髪は、コシ・ハリがなく、髪がやせた状態です。

では、「コシ・ハリがある髪」とは、「髪が太い」ということだけなのでしょうか。実は、それだけではないのです。例えば、子どもの髪は大人の髪より細いですが、しっかりしていて、「コシ・ハリ」があります。髪が傷んでいないバージンヘア、つまり、髪の表面を覆うキューティクルが整っていれば、髪の太さに関係なく「コシ・ハリがある」と言えるのです。髪が太くても、キューティクルがはがれている状態ですと、コシ・ハリはありません。

「コシ・ハリがある髪」とは、単に髪の太さだけをさすものではないのです。
 

髪のコシ・ハリがなくなる原因

髪のコシ・ハリがなくなる「髪やせ」の原因については、次のようなことが考えられます。

1.加齢
加齢により毛母細胞の機能が低下していくと、細くて産毛のような髪しか生まれなくなります。

2.血行不良
頭皮の血行不良が続くと、毛母細胞に栄養が行き届かず、細くて元気がない毛髪になってしまいます。

3.エストロゲンの減少
エストロゲンは、毛髪の発達に関係する女性ホルモン。エストロゲンが減少すると、毛髪の発達が遅くなり、薄毛につながります。

4.脱毛ホルモンの影響
脱毛ホルモン(デヒドロテストステロン)の影響で、毛母細胞での髪の生長を妨げられ、脱毛してしまう。
※ただし、脱毛ホルモンは男性ホルモンにより生成されるので、女性はあまり影響は受けません。

5.誤ったヘアケア
誤ったヘアケアにより、毛髪が細くなったり、キューティクルや頭皮が傷ついたりしてしまいます。

髪のコシ・ハリが失われ、そのまま対処しないで放っておくと、髪はやせてボリュームがなくなり、やがては薄毛につながってしまうことも!
 

髪のコシ・ハリを取り戻すヘアケア術

髪のコシ・ハリ
髪のコシ・ハリは、内側と外側から対処を! ていねいなブラッシングも対処法のひとつです
髪のコシ・ハリを取り戻すには、内側と外側からアプローチすることが大切です。
 

外側からのアプローチ

■シャンプー剤が残っていると、髪がやせる原因になってしまうことがあります。しっかり洗い流しましょう。
・参考記事:ヘアケアの基本「シャンプー」にこだわりを

■コンディショナー・トリートメントで毛表皮に皮膜をつくり、乾燥を防ぎましょう。
・参考記事:トリートメントの基礎知識と効果的な使い方

■ドライヤーは髪から20cm以上離し、乾燥し過ぎないように。
・参考記事:サロンで伝授! 髪質別・ツヤ髪ブロー術

■ブラッシングはていねいに。キューティクルを傷めるので、濡れた髪はブラッシングしないこと。ブラシ選びも大切です。
・参考記事:基本が肝心! ブロー&ブラッシング術

■パーマ、カラーは同じ日にしないこと。サロンに相談して、なるべく髪にやさしいものを使ってもらいましょう。
・参考記事:カラー・パーマが髪に与えるダメージとは?

■紫外線や風を当てないように気を付けましょう。
・参考記事:髪の日焼けにご注意! 髪も徹底UV対策

■髪をひっつめたり、逆毛を立てたり、髪や毛穴に負担のかかるヘアスタイルはしないように。
 

内側からのアプローチ

■バランスのよい食生活
栄養の偏りは、毛母細胞の栄養不足や新陳代謝の悪化につながります。バランスのよい食生活を心がけましょう。髪はケラチン(イオウ分を含んだタンパク質)でできています。髪と同じ成分を摂取すると効果的。次のようなものを積極的に摂取しましょう。
魚介類……アジ、サバ、イワシ、サンマ
肉類……鶏ささみ、豚ヒレ肉
良質なタンパク質……大豆、枝豆、チーズ、タマゴ
海藻類……コンブ、ワカメ、モズクなど
銅を多く含む食物……ゴマ、ナッツ類、干しエビ、きな粉など

■リズムの整った生活を送る
22:00~翌2:00は細胞が修復される時間。もちろん、毛母細胞も修復されるので、その間に睡眠をとるように、早寝早起きを心がけましょう。また、毎日適度な運動を行いましょう。全身の血流がよくなると、毛母細胞に栄養が行き届き、健康な髪が生まれます。

■ストレスをためない
毛母細胞は敏感で、ストレスを受けると円形脱毛症を引き起こすなど、すぐに表面化してしまいます。なるべくストレスをためないようにしましょう。1日30分ほどで結構ですので、「自分のためだけの時間」を持ってリラックスすると、ストレス解消につながります。リラックスタイムには、顔ヨガやヘッドマッサージがおすすめです。
 

まつ毛も毛髪と同じようにコシ・ハリが失われる!?

余談ですが、まつ毛も毛髪と同じように、加齢やホルモンバランスの乱れなどが原因で、コシ・ハリがなくなり、やせた状態になってしまいます。ストレスなどで抜けてしまうことも。マスカラはこすらないようにていねいに落とし、まつ毛エッセンスなどでお手入れするなど、ひと手間をかけてあげましょう。
 

いかがでしたか? 「髪が細いから……」とあきらめないで、ヘアケアや生活習慣を見直して、髪のコシ・ハリを取り戻しましょう!

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