背の高い人には気になるようす。電灯の上や周辺のホコリ。 |
ポイント1.「ホコリ溜まり」
「住まいのヨゴレ」の筆頭に挙げられるであろう「ホコリ(砂・泥・綿)」。いっけん見えづらく、でも空気中に浮遊してどんな家の中にも必ず存在していて、溜まると見苦しい。ダニやカビ、ゴキブリの温床にもなる。「水分」や「油分」と結託すると粘土化する。なかなか厄介なヨゴレです。このホコリ、どこにでも浮遊しているだけに、普段のお掃除ルーティンでは手をかけられない、「重箱の隅」的な、あらゆる場所に溜まります。
・(和室の)障子のサン
・(和室の)長押(なげし)の上
・居室、廊下の床の隅
・玄関、リビング等のインターホン(本体、受話器)周り
・トイレや浴室の洗浄、給湯リモコンの上
・電灯のスイッチ
・ドアの下、戸袋の中
・電灯の傘の上
・あらゆる電化製品の裏側...etc
このホコリ汚れを掃除する際、便えるのはなんといってもハタキ。
水や油と結託していないホコリはさらさらするすると落ちやすく、ともすれば掃除機でどこでも吸い取ってしまいたくなるものですが、「障子のサン」は掃除機でガサツに吸い取ろうとして、障子紙を破るなどの失敗を起こしがちですし、「長押の上」「電灯の傘の上」などの高所も、掃除機を抱えてでは危険。
そのような場所のホコリはまずハタキで叩き落し、床に落ちたところで掃除機を使います。
(掃除は「上から下」の順にするのが鉄則!)
ハタキのメリットは、水気がないので電化製品の多くに汎用できる点にもあります。静電気を抑えた、OA機器にも使用できるタイプのものが特に場所を選ばず使え、便利なのでおすすめです。
「気がついていないわけでもないんだけど…」ちょっと面倒なあの場所。玄関頭上の「ブレーカー」なんかも結構汚れているもんです。 |
ポイント2.「面倒な場所」
「ふだんから気になりはするのだけれど、ちょっと面倒くさいから後手後手に回ってしまう場所」……住まいのそんなところ、必ずありますよね。そこもすなわち、「重箱の隅」になりやすい場所。例えば、ガイド宅の場合は、
・家具と家具の隙間
・(トイレ等の、露出している)配水「管」や水道「管」
・(収納部、家具、冷蔵庫等の、あらゆる)「棚板」
・(収納部、家具、冷蔵庫等の、あらゆる)「引き出し」
・フローリングの板目の隙間
・引き戸の下部分
・(ラグなど)マットの裏、床との境目部分
・サッシの溝...etc
などが何となく後手に回ってしまう傾向に。
お宅ではどこが面倒ですか?
これは人、家庭によって個性溢れる(?)面倒ポイントが挙げられそうです。
このような「面倒な場所」をスムーズに掃除するには、その面倒感をダウンさせる小道具を用意し、使うようにするのがポイント。
一拭きで掃除が済み、二度拭きを要さない家庭用洗剤や、クエン酸水、消毒用エタノールを使ってみるとか(いずれも場所によってはシミや変色の原因になりますので、必ず目立たないところで試し拭きを!)、竹串、粘着シート、ウエスなどを準備して、一気呵成に片付けてしまいましょう。
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